1: 3倍理論 ★ 2018/06/20(水) 00:23:13.92 ID:CAP_USER9
◆W杯ロシア大会▽1次リーグH組 日本2―1コロンビア(19日、サランスク)

 日本代表の戦いぶり、勝敗のポイントとなったプレー、選手について、スポーツ報知北海道版で評論家を務める元日本代表FW・吉原宏太氏が、Web限定の特別評論で詳しく解説します。

 香川や乾がよく頑張った。日本の良さは勤勉なところ、諦めない精神。本田が少し前に取り組もうとしていた「個の強さ」は、なかなか世界で通用しない。大スターはいないが、全員でまとまって走って、相手に対して諦めず体を張ったディフェンスが素晴らしかった。

 決勝点となった大迫のゴールは、体勢が崩れていたヘディングだったが頭だけゴールに向けていた。きれいなゴールではないが、ああいう得点は盛り上がる。

 試合開始早々に相手が10人になって、選手たちはやりにくかったと思う。サッカー選手からすると10人相手に戦うのは難しい。パスの出しどころが増えるので、どこが一番効果的か絞りづらくなってしまうからだ。前半、消極的な場面も見られたので、ベンチからもう少し「ドリブルで仕掛けろ」など指示があっても良かったかなと思う。そうすればもっと早い段階で仕留められたのかなと思う。

 次戦へ向けて、出場した選手はまずしっかり休んで欲しい。攻撃面ではサイドで人数をかけている分、そこを工夫すればもうひとランク上の攻撃ができる。ただクロスを入れるだけでは、どこのチームも屈強なディフェンダー相手に苦戦している。ただ上げるだけでなく、ゴロやライナー、上げる振りをして切り返すなど工夫してサイド攻撃で点が取れれば、大きなアドバンテージになる。

 また悪い流れになったときに引きがちなので、自信を持って前でボールを取りに行くディフェンスをして欲しい。

 今日の勝利は大きい。もし負けていると、第3戦でコロンビアに勝ってもらいたいのに決勝トーナメントを見据えて控え選手起用するなど、日本にとってますます良くないことが起きたかもしれない。1次リーグ突破の可能性を60%くらいまで引き寄せたと思う。(元日本代表FW)

 ◆吉原 宏太(よしはら・こうた)1978年2月2日、大阪・藤井寺市出身。40歳。和歌山・初芝橋本高では第74回全国高校サッカー選手権で得点王に輝く。卒業後、96年、当時JFLの札幌に加入。2000年にG大阪へ移籍後、大宮、水戸でプレーし、12年オフに引退。ポジションはFW。J1通算228試合出場58得点、J2通算130試合33得点、JFL通算39試合14得点。日本代表1試合出場無得点。現在はテレビ解説やイベント出演などで活躍するほか、J1札幌のサッカースクールで子供たちの指導にもあたっている。2013年からスポーツ報知北海道版で「宏太’sチェック」という評論を務めている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180620-00000003-sph-socc

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