1:3倍理論 ★:2018/06/19(火) 15:05:11.58 ID:CAP_USER9.net
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、きょう19日に強豪コロンビアとの初戦を迎える日本代表。ひときわ注目を集めているのが、直前のパラグアイとの国際親善試合でゴールを挙げ、攻撃陣をけん引したMF香川真司選手(ドルトムント、神戸市垂水区出身)だ。29歳となり、「精神的にも身体的にも間違いなく若いときよりいい状態。集大成になる」と自負し、自身2度目の大舞台に臨む。

ドルトムント(ドイツ)やマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)といった名門クラブで経験を積み、前回の2014年ブラジル大会までは勢いのまま走った。「会うたびに人間的に大きくなっていった」。そう話すのは、高校生だった香川選手をプロにスカウトしたJ1セレッソ大阪の小菊昭雄コーチ(42)=神戸市中央区。現在も密に連絡を取り合う仲で、その成長を間近で見てきた。

平成生まれで初の代表入りから10年。俊敏さと巧みな技で世界の屈強なDFを翻弄(ほんろう)するさまに、日本のファンは期待を膨らませてきた。だが、背番号10を着けて挑んだ4年前のブラジル大会で、日本は白星なしの1次リーグ敗退。香川選手自身も無得点に終わった。

小菊コーチは「10番を背負うことで精いっぱいだったのかも」と当時を思い返す。だからこそ「あの悔しさが真司を成長させた」と感じる。食事や休息の取り方、トレーニング方法…。大好きなサッカーに向き合う姿勢を一層強くしたといい、「もっとやらないといけないと気づけた意味で、前回は大きな大会だった」と振り返る。

負傷が重なり、昨年10月を最後に代表から遠ざかってもなお、香川選手の心は折れなかった。今年3月にはベルギーであった代表戦に隣国ドイツから訪れ、スタンドから観戦。小菊コーチは「チームを引っ張る決意の表れ」と力を込め、「けがにも意味があると成長に変えてきた。多くの経験の中でチーム全体を見る責任感が増した」と変化を口にする。

監督交代後、けがで危ぶまれていたW杯メンバー入りがかなった。「(人気選手への)忖度(そんたく)ジャパン」などと批判が上がったが、開幕直前の活躍でそうした雑音も吹き飛ばした。「ブラジル大会の経験が自分たちを強くしてくれた。新たな歴史を築く準備はできている」と香川選手。4年前よりも精悍(せいかん)になった顔は、成熟を示す何よりの証しだ。(長江優咲)
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180619-00000013-kobenext-socc
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