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1: 2018/06/08(金) 15:53:26.27 ID:CAP_USER9
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日本代表がロシアワールドカップでグループリーグから勝ち上がるには、守るだけではなく、攻めて得点をする必要がある。

 5月30日のガーナ戦は、無得点に終わった。いくつか決定機は拵えたものの、ほとんどのシュートが枠を捉えていない。枠に飛んでも、GKを脅かすようなシュートは乏しかった。前半、ニアサイドでコースを変えたヘディングを、ファーサイドで受けた本田圭佑がシュートを打ち込んだシーン(相手GKが足で防いだ)が、一番可能性を感じさせた。

 「決定力不足」

 このままいくと、おきまりのフレーズが敗因に使われる恐れがある。

 日本はいかなる得点パターンを構築すべきか? 

・W杯で攻撃の「拠り所」となる選手は?

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ガーナ戦は0-2とスコア以上に完敗だったが、その理由は攻撃よりも、守備の脆さのほうにあった。

 「日本は前の選手の動きは活発だったし、ボールを運ぶこともできていたが、守備が少し弱かった」

 ガーナ陣営から洩れてきた話からも、敗因は明白だろう。

 守り云々もそうだが、ディテールの問題だ。

 例えば、先制点のFKを与えたファウルはイノセントで、そのFKに対する壁の作り方も甘かった。強力なキックを武器にするガーナ代表MFトーマス・パーティーに対し、日本の壁は不揃いでニアポスト側に人が足りず、しかもキックの直前に割れていた。トップレベルの戦いとしては、拙いプレーだった。

 また、2失点目もガーナGKが蹴ったロングボールに、香川真司が競りに入っているのだが、無邪気に互角勝負を挑んで完全に負けている。そのボールを裏に通され、慌てたGK川島が突っ込んでPKを与えてしまった。

 GKとセンターバックの連係は問題だが、その前に香川は相手よりも早くジャンプするなり、自由にジャンプさせない工夫で「空中戦の完敗」を回避すべきだった。

 蟻の一穴で濁流と化すのが、世界標準のゲームである。

 その点、日本が完敗だったのは間違いないが、攻撃そのものは可能性を秘めている。

 背番号4の本田が、その旗手だった。

 本田はトップの背後で自由に動き、攻撃の渦を創り出している。敵のラインの間にポジションを取って、ボールを受け、弾き出す。そこからのコンビネーションで何度か相手を崩している。

 本田は右サイドでボールを持つと、左大外から入る長友佑都を視界に入れ、左足で際どいサイドチェンジのボールを配球している。同サイドに注意を集めながら、左足で逆サイドの裏へ送るパス。これは、リオネル・メッシがジョルディ・アルバと見せるプレーでもある。

 トップ下、もしくは2トップの一角で自由にプレーしたときの本田は、十分にW杯でも拠り所になる。左足FKも含め、GKがどうにか弾き出すようなシュートを打ったのも、本田だけ。メキシコリーグでも二桁得点を決めており、得点感覚を失っていない。

 本田のプレーセンスは今も健在。W杯で奇跡を起こす糸口になるだろう。

現代ビジネス6/8(金) 15:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180608-00055978-gendaibiz-bus_all

たったひとつの可能な方針

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 それを活かすべく、もっと中盤の厚みを増すべきだ。


 例えば、ガーナ戦の3バックから4バックに組み替え、4-2-3-1、もしくは4-4-2の布陣にする。

 ケガの酒井宏樹を右サイドバックに入れ、吉田麻也、槙野智章(もしくは昌子源)、長友。長谷部誠をボランチに戻し、山口蛍と組ませる。左アタッカーに負傷中の乾貴士、右アタッカーに原口元気、2トップ気味に本田と大迫勇也、武藤嘉紀、岡崎慎司のいずれかをアレンジする。

 4バックで中盤の厚みを取り戻し、そこで攻守を安定させるのだ。

 ガーナ戦のように後ろが重たくなると、結局は相手に押し込まれ、中盤で守りきれない。また、中盤が数的不利に陥るとボールをつなげるにも困難が生じ、前線との距離も遠くなって、攻撃力は自ずと落ちる。

 そもそも3バックは相手が2トップのときのオプションであって、1トップのときにとるべき戦術ではない。人が余ってしまい、その一方、どこかで足りなくなるからだ(ちなみにコロンビア、セネガル、ポーランドは1トップ予想)。

 ガーナ戦のメンバーに加え、欧州のトップレベルで活躍している酒井宏、乾の二人が入る布陣は、大いに希望が持てるだろう。酒井宏はマルセイユでヨーロッパリーグ決勝進出、乾はエイバルでの健闘で来季はヨーロッパリーグに参戦するベティスへの移籍が決まった。

 二人の今シーズンのプレー水準は23人の中でも出色だ。

 とりわけ、乾は今や世界有数のサイドアタッカーの一人。スペインでのプレーで守備面が著しく向上し、1対1の強さが際立つようになった。敵ゴール近くで違いを生み出せる。

 「今日はドリブルで仕掛けるような選手が少なかった」

 ガーナ戦後、岡崎はそう洩らしていたが、乾はその役回りを適切に果たせる。スペインでは5得点とゴールする力も備える一方、長友、本田と連係することで、敵中深くまで崩すことも可能だ。

 「ゴールラインまで行って、マイナスにも戻すクロス」

 そこまで攻めきることが、日本の攻撃の活路ではないか。

 ガーナ戦、日本は14本ものシュートを打っている。しかし、枠を捉え、かつGKを脅かしたシュートはせいぜい2,3本だった。

 本番でコロンビア、セネガル、ポーランドを相手にこれ以上のシュートを打つのは難しい。シュート精度を高める、人を替える、もしくはアプローチを変えるしか打開策はない。ただ、精度向上は一朝一夕ではならず、人を替えるといっても、戦力は限られる。

 となると、アプローチを変えるしかない。



引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1528440806

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