1:pathos ★ :2018/06/07(木) 19:41:22.73 ID:CAP_USER9.net
右サイドバックの本命は酒井高

オーストリアのインスブルック郊外にあるゼーフェルトでの公開練習(6月3~5日)で判断するかぎり、スイス戦(6月8日)のGKは川島永嗣だろうか。ただ、東口順昭もコンディションは良さそうだ。5日のシュート練習では好セーブを連発しており、もしかするとスイス戦とパラグアイ戦のどちらかで試されるかもしれない。紅白戦で使われている頻度からして中村航輔は現時点で第3GKと見るべきだろう。
 
システムはおそらく4-2-3-1。「パラグアイ戦まで3バックと4バックを併用する」という西野監督の言葉を鵜呑みにすれば、ガーナ戦で3バックをテストしたのだからこのスイス戦では4バックを採用する可能性が高い。実際、5日のセットプレー練習でも4バックを想定して行なっていた。
 
フィールドプレーヤーのスタメン予想をする前に4日の紅白戦(両チームともシステムは4-2-3-1で、3本行なった)で使われたメンバーを確認しておこう。ビブスなし組を主力組と仮定して、誰がどのポジションで何回使われたかを以下に示した。
 
ビブスなし組
サイドバック:酒井高徳(2回)、長友佑都(3回)、酒井宏樹(1回)
CB:吉田麻也(3回)、昌子源(2回)、槙野智章(1回)
ボランチ:長谷部誠(3回)、大島僚太(2回)、山口蛍(1回)
2列目:原口元気(3回)、本田圭佑(2回)、宇佐美貴史(2回)、柴崎岳(1回)、乾貴士(1回)
CF:大迫(2回)、武藤(1回)
 
ビブスなし組でフル出場の長友(左サイドバック)、吉田(CB)、長谷部(ボランチ)、原口(右サイドハーフ)はスタメン確定と見ていい。使われた回数を重視するなら、右サイドバックは酒井高、酒井宏は左サイドバックの控え候補となりそうだ。マルセイユでの活躍を考えれば、酒井宏が右サイドバックの一番手のはずである。ただ、スイス戦に関しては酒井高がレギュラーを務めそう。ここで酒井高がアピールできれば右サイドバックの争いは面白くなる。
 
CBのもう一枚は、セットプレー練習でも主力組に入っていた昌子か。槙野はガーナ戦での失点に絡むミスが響いたか、ゼーフェルトでの公開練習を見るかぎり紅白戦でもビブス組に回る回数が多く、それを根拠に控えとした。
 
ボランチで長谷部のパートナーを務めるのは、ガーナ戦でも繋ぎ役として機能した大島だろう。その大島と同タイプと目される柴崎はトップ下でも試されており(本人は低い位置でのプレーを望んでいるが)、スイス戦に限ればトップ下要員と言えるかもしれない。コンディションが万全とは言えない山口はガーナ戦の低調なパフォーマンスを踏まえれば、ボランチのバックアッパーか。

4-2-3-1システムが機能すれば

トップ下は、本田、柴崎、香川真司と三つ巴の争い。この4-2-3-1システムはあくまで推測ながら“本田ありき”のフォーメーションに映る。というわけで、スイス戦では本田がレギュラーを張るはず。とはいえ、柴崎や香川にも出番のチャンスはあるだろう。特に香川は10番のプライドを示してもらいたいところだ。
 
左サイドハーフは紅白戦での起用頻度から宇佐美が本命で、対抗馬が乾という構図。故障明けの乾は「試合もできる」とモチベーションを高めており、気合いも十分だ。練習を見ていても足技はピカイチで、重要な戦力になりそう。スイス戦では例えば途中出場で流れを変えるようなジョーカー的な役割を担いそうだ。

CFは大迫が有力。西野朗監督になってまだ攻撃の形が見えていないので、この段階で前線の軸になり得る大迫を先発から外すとは考えにくい。仮にコンディションが良さそうな武藤がスタメンを張って、堅守が売りのスイスを相手に活躍したら、CFのポジション争いは熾烈になる。全体練習に合流した岡崎慎司だが、まだ本来の動きではない印象。大迫、武藤に次ぐCFの3番手と見るべきだろう。
 
いずれにしても、この試合で4-2-3-1システムが機能すれば、そのままベースになる可能性は高い。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
2018-06-07_21h32_06
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180607-00041548-sdigestw-socc&p=2
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