1:豆次郎 ★:2018/06/02(土) 17:03:08.31 ID:CAP_USER9.net
SANKEI DIGITAL INC.2018.6.1 05:04

代わり映えのしない代表メンバーに釜本氏は「これが現実」と厳しく指摘した  ロシアW杯の日本代表メンバー23人が発表された31日、元サッカー日本代表FWで、歴代最多の75ゴールをマークし、G大阪の初代監督も務めた釜本邦茂氏(74)が2014年ブラジルW杯から大きく変わらなかった面々に「これが日本のサッカーの現実」と、無難な選考を一刀両断した。

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まず23人のメンバーを見て、年寄りばっかりだな、という印象だ。前回のブラジルW杯と比較して、新しい選手が出てきていない。4年間で日本のサッカーが停滞しているのは間違いない。厳しいけどこれが日本のサッカーの現実だろう。

本田、岡崎、香川では代わり映えがしないし「無難な選考」としか言えない。厳しい言い方かもしれないがグループステージを突破できるのか、といえば何かが起こらないと厳しいだろう。サプライズを求めているわけではないが、サプライズ選出があればおもしろかったと思う。

西野新体制になり、時間が限られているのは分かっているが、これでは結果が出なかったときの言い訳になる。それならば、次につながるようなメンバーを選ぶべきだったのではないか。今回のメンバーでは次につながらない。

得点力不足はいまの日本代表の課題に挙がっているが、5月30日のガーナ戦のメンバーには入っていないMF中島(ポルティモネンセ)や国内で結果を残しているFW小林(川崎)には得点力も将来性もある。残念ながら最後の最後に代表メンバーから落選したFW浅野は、カウンターから攻めるのであれば置いておかないといけない選手だった。

本田の起用は1トップがいいとは思うが、そこに入ってくるボールがない。縦にボールを入れるのはハリルホジッチ前監督のときから試みて、もちろん大事なことだ。しかし、出し手も受け手も準備できていなかった。サイド攻撃で点を取るプレーがないと、“各駅停車”でつないでいくほど相手にとって楽なことはない。だからといってFWが岡崎、大迫では厳しいのが現実だ。

初戦のコロンビア戦まで残りはわずか3週間弱。現地で国際親善試合をしていくと思うが、どのようなメンバーであてがって戦うのか。どのように形を作っていくのかが大切になる。

釜本 邦茂(かまもと・くにしげ)

元FW。1944(昭和19)年4月15日生まれ、74歳。京都市出身。京都・太秦小-蜂ケ岡中-山城高から早大を経て67年にヤンマー(現C大阪)入り。日本リーグ通算251試合で202得点を挙げ、得点王7度。日本代表では64年東京五輪に出場し、68年メキシコ五輪で得点王(7得点)になるなど銅メダル獲得に貢献。国際Aマッチ通算76試合で75得点は男子歴代最多。84年に引退。91年に松下電器(現G大阪)監督に就任。95年に退任した後は日本サッカー協会副会長などを歴任。現在は同顧問。元参院議員。
2018-06-02_17h37_31
http://www.sanspo.com/smp/soccer/news/20180601/jpn18060105040001-s.html
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