1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2016/01/01(金) 21:26:20.85 ID:CAP_USER*.net

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J1浦和は、またもサポーターの期待に応えることができなかった。
2015年第1ステージは無敗優勝を飾るなど順調だったが、第2ステージは勢いを持続できず、
年間勝ち点で広島に逆転を許した。チャンピオンシップ(CS)準決勝ではG大阪に敗れ、終戦。
毎年のように優勝争いに絡みながら土壇場で失速し、“勝負弱い”というレッテルを貼られてしまっている。
なぜ豊富な戦力を誇りながら優勝できないのか。さまざまなデータや他チームとの比較をもとに戦いを振り返る。

■3年連続の失速
 悪夢は毎年のように訪れている。13年は第31節終了時に首位と勝ち点差「1」の2位につけ、
優勝も狙える位置にいたが、その後3連敗で最終的に6位に。14年は勝てば優勝という第32節の
G大阪戦から3戦勝ちなし。まさかのV逸となった。
 ペトロビッチ監督が浦和にやってきたのが12年。この年が3位、13年6位、14年2位、15年3位
(年間勝ち点は2位)と、毎年のように常に上位にいるが、優勝が求められるチームでこの成績では満足できない。
課題を見つめ直し改善しなければ、また同じ過ちを繰り返すことになる。

■データから見えてくる課題
15年シーズン、第1ステージは圧倒的な強さを誇っていたのに、なぜ第2ステージは勢いを
持続できなかったのか。その一つが運動量の低下だ。第2ステージは試合前半は元気いっぱいに走り回るが、
後半には選手が息切れするシーンが目立った。
数字にも現れている。Jリーグによると、第1ステージの浦和の総走行距離は1925.928キロ。
これが第2ステージは1858.811キロと低下した。1試合平均で約3.9キロ減った計算だ。
 夏場の試合がある第2ステージは第1ステージに比べて運動量が落ちるのは分かるが、
他チームはそこまで減り方が顕著ではない。全チーム平均を見ると、第2ステージは第1ステージと比べ、
1試合で約2.2キロ低下した程度。アジアチャンピオンズリーグを戦ったことや、日本代表にも多く選手を
輩出していることから、浦和の選手に疲労が徐々に蓄積されていったのだろう。
 運動量の低下が得点の減少にもつながった。第1ステージに挙げた39得点の内訳は、前半11得点、
後半28得点。後半が非常に強かった。それが第2ステージは全30得点中、前半17得点、後半13得点。
後半の得点は第1ステージの半分以下だ。

気温が高い中での試合も多く、疲労もたまってくる第2ステージは、前半に体力を使い切ってしまうのではなく、
後半も見据えた試合運びをする必要がある。その当たりに改善の余地はあるのではないか。

■柔軟なサッカーを
 選手たちはシーズン中、「自分たちのサッカーをすれば勝てる」と口をそろえてきた。しかし、
対戦相手によって柔軟に戦略を変えても良かったのではないだろうか。
 浦和の今季の平均ボール支配率は58.9%で、J1の18クラブの中で最高。ワンタッチ、ツータッチで
ボールをつなぎ、時にDFも攻撃参加。見る側にとって、派手で面白いサッカーであることに違いないのだが、
対戦相手や試合状況で戦い方を変えることは少なかった。

 一方、広島の平均ボール支配率は50.0%。それでも勝ち星を積み重ねた。千葉、水本、塩谷らDF陣が
堅守を見せれば、佐藤や浅野が隙を見て相手ゴールに迫る。対戦相手や試合状況を見ながら、
攻守のスイッチを切り替え、まさに“勝ち方”を知っているという感じだ。

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