サッカー_02

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1: 2018/05/19(土) 21:20:35.06 ID:CAP_USER9
「快挙を成し遂げるチームを作りたかっただけなんだ」
「真実は、私も知らないんだ」

 
日本代表監督の座を突如追われてから1か月半が過ぎたが、リール近郊の自宅に戻ったヴァイッド・ハリルホジッチは、いまもこの制裁を消化し切れていない。
 
「コミュニケーション不足なんて、そんなの理由になっていない!」と、怒り心頭だ。
 
日本サッカー協会の田嶋幸三会長が3月31日の会談で持ち出したのが、この「コミュニケーション不足」という表現だった。
以来ハリルホジッチは、日本の元指導部メンバーと「いっさいコンタクトを取っていない」と断言する。彼は契約解除の文書にサインすることを拒否し、東京で司法手続きを開始したという。
 
「話し合いなどしたくもない」と、ハリルホジッチは強調する。
 
「私が望んでいるのは、なぜワールドカップを戦うことを妨害されたのか、その真実を知ることなのだ。
3年間も身を粉にして働き、アジア予選(のグループ)を首位突破したにもかかわらず、肝心の本大会を戦えなくなったのだ。私はカネのために日本に行ったわけじゃなかった。

金銭面ならもっといいオファーが他にもあったのだから。私がしたかったのは、アルジェリアで実現した(2014年ブラジル・ワールドカップでベスト16に進出、
優勝国ドイツと渡り合って惜しくも敗北)のと同じような道のりを、日本代表と再現することだったのだよ」

ハリルホジッチ解任の背景を巡っては、ときにタッチライン際に残された何人かの主力――香川真司、本田圭佑、岡崎慎司――が不平不満を言ったという説や、スポンサーの圧力があったという説が囁かれている。
 
だが、「なにも知らんのだ」と、前監督はすぐさま言い返した。
 
「彼らはステータスを持つ選手たちだ。オーストラリア戦、UAE(アラブ首長国連邦)戦と、いくつか重要な試合でプレーしなかったのは事実だが、しかし我々はそこで勝ったのだぞ。
試合結果は私の判断が正しかったことを示した。何人かの選手が私を信用しなくなっていたように見えるかもしれないが、むしろ私自身が彼らを信用できなくなっていたのだよ。
私はグループリーグで快挙を成し遂げ、ベスト8決定戦に進出できるチームを作りたかっただけなんだ」
 
フットボールチャンネル 5/19(土) 21:07配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180519-00040638-sdigestw-socc
現在はおよそ10あるオファーから進路を吟味中
 
ハリルホジッチにしてみれば、3月に行なわれたマリ戦(1-1)とウクライナ戦(1-2)の最後の2試合が、まさかこのような結末を導くなど夢にも思っていなかった。
あの内容が本大会で起こり得るわけがない。いまだ、釈然としない。
 
「あれはテストマッチだった。試合中に私は、何人かを試したり、違う選手たちを並べてみたりしたのだ。最適解を探していたわけだが、23人のリストについてはまだ最終決定を下してはいなかった。
ロシアに行く前の合宿とプレパレーション(準備)については、すべてオーガナイズしてあった。だからこそ(解任の)打撃を食らうのは、すさまじくキツかった。
(2010年南アフリカワールドカップの前に)コートジボワールで起きた事件に次いで2回目だったから、なおさらだった」

 
一方でハリルホジッチは、率いていた日本代表の選手たちから、15通ほどのメッセージをもらったと語る。
 
「彼らは一様に驚いていたし、どうしてなのか理解できずにいた。一般大衆も理由が分からなかっただろう。3年間、なんら紛争などなかったし、
選手とのコミュニケーションにも問題はなかったのに、突然、3月の最後のフレンドリーマッチ2試合でおかしくなったのだから。

私は、コミュニケーション問題とはなにか、と訊いた。いったい誰との問題なのか、とも訊いた。だが答はなかった。
こんな解任は、スタッフと一緒に必死にやり遂げてきた仕事に対する愚弄だと思う」
 
66歳のフランス人兼ボスニア人は、もちろん監督キャリアを続けたいと考えている。「正直、ひどい嫌悪感に襲われたよ。
だがフットボールと仕事へのパッションが勝ったんだ」と語り、「およそ10本ほどで、代表監督のものもある」と明かし、現在をオファーを吟味しているという。
また、「欧州のハイレベルのクラブでチャレンジする。そこに大きな興味を持つかもしれない」とも話した。
 
しかしながら、あくまで慎重だ。「この数週間というもの、私は嫌悪感に苛まれたが、
やっぱりフットボールと仕事へのパッションは強いんだ」と同じフレーズを繰り返し、最後は「よーく考えたい」という言葉で締めくくった。

取材・文●レミー・ラコンブ(フランス・フットボール誌編集長)
翻訳●結城麻里

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1526732435

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