星稜、連覇へ本田圭佑アシスト！大会中“本田グラウンド”無料提供

第９４回全国高校サッカー選手権は３０日、都道府県大会を勝ち抜いた４８代表校（東京２校）が参加し、東京・駒沢陸上競技場で開幕する。前回王者の星稜（石川）は１月２日の玉野光南（岡山）戦に向け、静岡県内で合宿中。大会期間中はＯＢの日本代表ＦＷ本田圭佑（２９）＝ＡＣミラン＝から練習場の提供を受け、連覇へ挑む。

開幕戦は地元の駒大高（東京Ｂ）と阪南大高（大阪）が対戦。大会は首都圏９会場で行われ、３１日に１回戦の残り１５試合を実施。決勝は１１日に埼玉スタジアムで行われる。

星稜が“本田グラウンド”から、連覇へ出陣する。最近は都内の高校の練習場を使用していたが、今年は違う。ＯＢの日本代表ＦＷ本田の所属事務所が運営する千葉・幕張の大型スポーツ施設「ＺＯＺＯＰＡＲＫ　ＨＯＮＤＡ　ＦＯＯＴＢＡＬＬ　ＡＲＥＡ」を無料で使用。一般向けには来年１月４日からレンタル開始の新施設を存分に使い、コンディションを整える。

河崎護監督（５６）が関係者に連絡を取り、破格の支援が実現した。星稜イレブンは３０日の開会式後、一度静岡に戻り３１日に再び都内入り。初戦を翌日に控えた元日から“本田グラウンド”で調整し、勝ち進めばそれ以降も使用する予定だという。

全国制覇を達成した前回大会後には、部員全員に本が届けられるなど、本田流の支援を受けてきた。阿部雅志主将（３年）は「とてもありがたいこと」と大先輩の強力サポートに目を輝かせた。

前回大会前の交通事故の影響により、河崎監督不在のもと始動したチームは「ゲームを盛り上げて高めていく声かけができる選手がいなかった」という。夏の高校総体は１６強に終わったが、今は違う。９月に河崎監督が復帰後、急ピッチで全員サッカーを意識付けて、総合力アップ。阿部も「昨年より今年の方が連係は上」と胸を張る。

優勝時のレギュラーはＧＫ坂口璃久（３年）のみ。メンバーは大きく入れ替わったが「一つ一つ全力で、先のことは考えない。（目標は）もちろん日本一」と主将は頂点を見据える。頼もしいＯＢからの支援も力に変え、戦後８校目の連覇へ突き進む。（秦　雄太郎）

◆ＺＯＺＯＰＡＲＫ　ＨＯＮＤＡ　ＦＯＯＴＢＡＬＬ　ＡＲＥＡ　日本代表ＦＷ本田の所属事務所「ＨＯＮＤＡ　ＥＳＴＩＬＯ」が運営する千葉県美浜区にあるスポーツ施設。ＪＲ海浜幕張駅から徒歩１０分。約２万６０００平方メートルの敷地に人工芝のサッカーフルコート１面、フットサルコート６面を完備。クラブハウス内には最大８０人収容の会議室もある。コートや施設は一般向けに貸し出しも可能。

スポーツ報知 12月30日(水)7時9分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151229-00000154-sph-socc

写真

ＺＯＺＯＰＡＲＫ　ＨＯＮＤＡ　ＦＯＯＴＢＡＬＬ　ＡＲＥＡ　
http://honda-sports-land.com/zozopark/

日本テレビ　全国高校サッカー選手権大会
http://www.ntv.co.jp/soc/