1:Egg ★:2018/05/04(金) 12:00:13.54 ID:CAP_USER9.net
今季25周年を迎えたJリーグで今、16歳、17歳の「高校生Jリーガー」たちが目覚ましい活躍を続けているロシアW杯の予備登録メンバー発表まで残り僅か。日本サッカーの将来を担う、「東京五輪世代」のサプライズ選出はあるのか!?

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3月14日、日本サッカーの歴史が大きく動いた。
ルヴァン杯のグループステージ第2節で、FC東京の久保建英(たけふさ)が16歳9ヵ月10日でJ1初得点を挙げたのだ。そのゴールで、東京ヴェルディの森本貴幸(現・アビスパ福岡)が保持していたJリーグのカップ戦での史上最年少得点記録(16歳10ヵ月12日)を更新した。

後半25分に途中出場した久保はそのわずか6分後、ピッチ中央から相手ゴールに向かって急加速。そこでパスを受けると周囲にいた4人のDFの間をするすると抜け出して左足を鋭く振り抜いた。映像を見れば「なんとなくすごい」ことはわかるが、具体的に何がすごいのか。サッカー専門紙『エル・ゴラッソ』元編集長で、ユース世代の取材を重ねるライターの川端暁彦氏が久保の魅力を語る。
「久保は、相手選手とボールの位置を見て最適なポジションを取るのが抜群にうまいんです。動く距離はわずか50cmくらいかもしれませんが、その少しの差がプロの世界では結果を左右します」

また、サッカー専門誌『ワールドサッカーグラフィック』元編集長で国内外のサッカーを取材するライターの中山 淳氏も「彼は“サッカー偏差値”が高い」と絶賛する。「例えば、誰かにボールが渡ったときに、周囲の選手の動きから、次の展開を先読みしてプレーできる。16歳にしてここまでサッカーを理解している選手はいませんよ。ボールを保持し、そこからパス、ドリブルといったテクニックや判断力も含め、ポテンシャルはピカイチです」

すでに広く認知されているだろうが、久保はリオネル・メッシらが育ったバルセロナの下部組織の入団テストに10歳で合格。その後、契約上の問題で2015年に帰国してからはFC東京の下部組織に所属し、昨年11月にプロ契約を締結。と、ここまで順風満帆に見えるが、課題も浮かび上がっているという。

「フィジカル、守備はまだまだ。FC東京の長谷川健太監督も『そこは大人がカバーする』と発言しています。長谷川監督は守備からチームをつくる人なので、全体のバランス、ケガのリスクなどを考えて、途中交代という形で起用しているのでは」(中山氏)

逆に言えば、不得意な守備に目をつぶってまで、試合終盤の得点が欲しい場面で“攻撃の切り札”として重用されている、と言えるかもしれない。一瞬のひらめきがワールドクラスだということは、J1初ゴールで証明済み。経験を積めば積むほど伸びていくだろう。

つづく

5/4(金) 6:00配信 週プレニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180504-00103848-playboyz-socc

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