1:サイカイへのショートカット ★:2018/04/19(木) 02:28:15.77 ID:CAP_USER9.net
ハリル解任。JFAが捨てたのは、コアファンの信頼である
4月18日 VICTORY
https://victorysportsnews.com/articles/6711/original



2018年4月9日、日本サッカー協会は2015年3月12日より3年以上サッカー日本代表の指揮を取ったヴァイド・ハリルホジッチ監督の契約を解除した。(文:澤山大輔[VICTORY編集部])

■正気の沙汰とは思えない
解任の理由の是非については、ここでは論じない。2018年4月14日現在、真相を知る手段はないからだ。やれスポンサーや広告代理店の圧力だ、選手が直訴しただ、コミュニケーションがうまく取れなかっただ、JFA田嶋幸三会長の独断だ、酷いものではハリルが選手の海外移籍においてキックバックを受け取っていたからだ、云々……何が本当なのか皆目わからない。

だから、表に出ている情報のみの話をしたい。
サッカー的な常識でいえば、W杯開幕まで約2ヶ月、親善試合・テストマッチが3試合残されるのみの段階で、3年間チームを率いたハリルホジッチ監督を解任すること、その後任に過去1試合たりとも国際Aマッチで指揮をとっていない西野朗・技術委員長がつくことを説明することは不可能だ。

ハリルホジッチ監督は、2014年W杯でアルジェリアを率いてベスト16になった実績を持つ。だが西野氏はフル代表を率いた経験すらない。アトランタ五輪「マイアミの奇跡」で持ち上げる向きは、同五輪はGL敗退し、当時のJFAは西野氏に「C評価」を下したことを思い出してほしい。客観的な材料だけみれば、国際Aマッチを戦った実績において、西野氏がハリルホジッチ氏に勝る部分はない。

ハリルホジッチより圧倒的に優れている監督のアサインに成功したなら、百万歩譲って納得することもできた。だが、ハリルホジッチを支えるはずだった技術委員長がスライドしてくる人事には「正当性」も「勝算」もない。

われわれは突然、「ワールドカップの実績を持たない監督が、十分なテストマッチも合宿期間もなく、ほとんどぶっつけ本番で臨む日本代表」でロシアW杯を戦うはめになった。

正直、形容する言葉が見つからない。サッカーファン以外の方に「なぜ」と問われても、説明することができない。意味不明・摩訶不思議・正気の沙汰とは思えない、悪い意味で日本の組織マネジメントの問題点が凝縮されたような決断だ。

ただ、この決断についてはこれ以上論じない。賛成できる余地がないということは、他サイトでもさんざん論じられている。ここでは今回、JFAが「何を」裏切ったのかということを記しておきたい。

■飛び交う「萎えた」「さめた」の声
ネット上で多く見られるのは、今回のJFAによるハリルホジッチ解任に対し「さめた」「萎えた」という趣旨の意見だ。端的なのは、作家・中村慎太郎氏のこのツイートだ。

こうしたケースは、珍しくない。Twitterで「解任 萎えた」「解任 さめた」など適当にフレーズを打ち込めば、4月14日現在では幾らでも見つかる。ランダムに抜き出しても、これぐらい「さめた」「萎えた」という意見が飛び交っているのが今回の特徴だ。

twitterなりSNS上で、サッカー日本代表に対して何らかの発言を行なう時点で「コアファン」に近いとみていい。試合中など爆発的にツイート数が増えるケースと違い、ハリルホジッチ解任のニュースに対するリアクションをわざわざ言語化する時点で、エンゲージメントが高いファン層だとみなせる。

つまり、この決断は「コアファン目線においても下策」である可能性が高い。

>>2以降に続きます。
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