1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/12/24(木) 17:48:11.94 ID:CAP_USER*.net
サッカーのクラブ世界一を決めるクラブW杯は欧州代表の強豪バルセロナが優勝。
日本からはJ1年間王者の広島が開催国代表として出場し、3位という好成績をおさめた。

 大会を取材して感じたのは広島の「コメント力」の高さだった。取材対象者が試合に向けた
意気込みを語る際に「勝ちたい」、「勝つチャンスはある」、「点を取りたい」、「無失点に抑えたい」などと語っても、
記事に反映させようとは思わない。独自性のない、誰にでも言える発言だからだ。

 だがエースFW佐藤は開幕前、バルセロナとの対戦を熱望(実際にはかなわなかったが)した際に、
「息子から(ブラジル代表FW)ネイマールのサインをお願いされている。
でも僕らはサインをもらいにいくわけではない。勝つためにいく」とエピソードを交えて面白く話してくれた。

 南米代表のリバープレートに所属する元アルゼンチン代表FWサビオラについては、
ともに2001年のワールドユースに出場していることから、「一人だけ早送りしているみたいなスピードでした」
と紹介。それだけでもサビオラのすごさが伝わった。

 佐藤だけではない。リバープレートとの試合前日会見で、主将のMF青山はアルゼンチンから
多数駆け付けていたサポーターについて、「1万人だろうが、何万人だろうが、浦和レッズのファンにはかなわない」と語った。
4万人超の浦和サポーターが集結した7月の浦和戦で勝利しているだけに、広島サポーターにとっては
心強いコメント。そして、浦和サポーターにとってもうれしいコメントだったに違いない。

 チームを率いる森保監督もまた「コメント力」が高かった。試合後の会見で、イングランドの記者から
「ゴールでの攻防が優れているが、どんな練習をしているのか」と問われた。
森保監督は練習方法を披露した後、「私も1990年に1カ月ほどマンチェスターに留学していました。
イングランドのラストの激しさは大好きで、イングランドのようなハードワークをしたいと思っています」と加えた。
質問した記者は大きくうなずいていた。

 コメントには人をひきつける力がある。取材を避けるように足早に去ったり、
面倒くさそうに対応したりする選手を何人もいる。だが、私が取材した限りでは広島にそういった姿はなかった。
コメントはファンへのメッセージでもある。統率のとれたサッカーだけでなく、ピッチから離れてもしっかりと
丁寧に取材対応する広島こそ、真の王者にふさわしい貫禄があると感じた。
ここ4年間で3度、J1を制しているのも納得できた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151224-00000535-sanspo-socc

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