1: 名無し@サカサカ10 2018/03/29(木) 05:44:51.51 _USER9
◆サッカー国際親善試合 日本1―2ウクライナ(27日、ベルギー・リエージュ)

 サッカー日本代表は27日のウクライナ戦後、現地で解散し、選手は28日にかけてそれぞれ所属クラブに合流するため帰途に就いた。ロシアW杯1次リーグで対戦するポーランドを想定したウクライナに1―2で敗れ、1分け1敗に終わったベルギー遠征。結果が出せず、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)と選手との溝も露呈するなか「一つの発見だった」と称賛されたのがFW中島翔哉(23)=ポルティモネンセ=。「W杯に出るために成長したい」と話す若武者が、暗雲を振り払うキーマンになる。

 後半34分、交代出場でピッチに立ったFW中島は11分で3本のシュートを放った。ロスタイムには自らゴール前左でFKを獲得。そこで取った行動は、ハリル・ジャパンでは新鮮だった。ベンチのハリル監督から「(キッカー)宇佐美、宇佐美」と大声が飛ぶ中、聞く耳を持たず、我を貫いた。「監督は宇佐美君が蹴れって言ってましたけど、最初から自分が蹴るつもりでいた。そこはピッチで話しました。蹴らしてくださいと」

 マリ戦(23日)の後半15分に途中出場し、代表デビュー弾を決めた。身長164センチの体でアフリカ勢に突っかけ、チームが力負けしたウクライナ戦でも大柄な相手に臆せず仕掛けた。そしてハリル監督の重圧にも負けず、自分を表現。「やることはまだまだあるけど、代表で学べて、すごく楽しかった」と2試合を振り返ったが、DF長友らベテラン勢が若手に求めていたプレーそのものだった。

 約2か月後にW杯メンバーが発表される。指揮官が選手から判断を奪ってきた結果、90分を通じて攻守に一本調子になりやすい。「強くなるために、もっと自分を出していくべき」と指示に縛られることへの悪影響を口にする選手も出てきた。だが、中島のキッカー強奪は試合後に批判も受けず、指揮官は逆に「一つの発見だった」と称賛。中島の姿勢が、必要以上に指示にこだわるチームの風向きを変える可能性はある。

 チームの停滞は深刻だ。指揮官はマリ戦後、やるべきことを問われ「すべて」と5回繰り返し、ウクライナ戦後にはメッシやC・ロナウドがいないことを嘆いた。「もちろんW杯には出たい」と話す中島自身も得点力が必要だと分かっている。昨夏、F東京からポルトガル1部ポルティモネンセに移籍。ここまで9得点を記録し「2ケタ得点? そうですね。できるだけゴールは取りたい」。リーグ、ポジションの違いはあるが、MF中田英寿がセリエA(イタリア)のペルージャ1年目(98~99年)に記録した10得点を超え、W杯メンバー入りに前進する。(内田 知宏)

3/29(木) 5:33配信 スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180329-00000060-sph-socc

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