1: 名無し@サカサカ10 2018/03/28(水) 17:46:35.11 _USER9

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ウクライナ戦は1-2に終わった。マリ、ウクライナを仮想セネガル、仮想ポーランドに見立てて戦った2試合を1分け1敗で終えた日本。
この両チームはあくまでも”仮想”で、実際の相手はこれ以上に強い。このまま本大会に突入すれば、大苦戦必至。
だが、このあと本番出発前に国内で行なわれる準備の試合は、壮行試合を兼ねたガーナ戦(5月30日)に限られる。

これほど希望の光が見えない代表チームも珍しい。試合後のインタビューでハリルホジッチは「マリ戦よりよかった。
もう2、3点決めるチャンスがあった」と、強気を装ったが、日本が2、3点決めるチャンスがあったとすれば、ウクライナは5、6点決めるチャンスがあった。

無理のある理屈だ。そうした客観性に乏しい分析を恥も外聞もなく口にするハリルホジッチそのものに、なにより無理を感じる。日本代表監督への信頼感は,本番に向けて失墜した状態にある。

思い起こしたくなるのは2010年南アフリカW杯を戦った岡田ジャパンだ。現在のムードは、その時と同じ。本番に向けて、期待が持てない真っ暗な状態にあるという点で一致する。
だが岡田ジャパンは本番で結果を残した。ベスト16入りを果たし、世界のファン以上に日本のファンを驚かせた。

岡田ジャパンは本番直前に、それまでの”脈絡”を無視するかのような大手術を敢行。中村俊輔を外し、本田圭佑を0トップ(1トップ)に据えるなど、布陣を変え、選手を入れ替えることで、チームを土壇場で蘇らせることに成功した。

しかし、ハリルジャパンが岡田ジャパンと同じ道を辿れそうかといえば、答えはノーだ。

岡田武史監督(当時)は、その数か月前に、解任騒動を起こしていた。代表監督をいったん「辞める」といいながら、翌日、「あれは冗談でした」と撤回。
岡田さんへの信頼は、この一件で一気に失われた。岡田さんもまた、針のむしろ状態に自分が置かれていることを強く認識していた。最悪の状況に追い込まれるなかで、南アに向けて旅立っていった。

このままではマズい。なんとかしなければエラいことになる。そんな切迫感が、火事場の馬鹿力(失礼)に繋がったと言ってもいい。

いまのハリルホジッチが当時の岡田さんのような気持ちになれるか。その可能性があるかと言えばノーだ。自分の置かれた状況を客観的に分析する冷静さはないと見る。
プライドの高さも災いする。記者会見等で見せる居丈高な態度を見れば、自分を客観視できていないことは一目瞭然。岡田さんのような、恥も外聞もない改革はできないと考える。

さらに、岡田ジャパンのような改造すべき箇所も、具体的に見当たらない。何を隠そう、中村俊輔をベンチに下げて本田を1トップで使えとは、その数カ月前からこちらが提案し続けてきた意見だった。

ハリルジャパンは、まさに巨大迷路から抜け出せない、にっちもさっちもいかない状態にある。

まず、サッカーの質が悪い。縦に速いサッカー、相手の裏を突くサッカーを、ハリルホジッチはモダンサッカーと勝手に称し、提唱しているが、それができているのなら、まあ問題はない。
方向性に賛同できなくても、そのサッカーが機能しているなら、好みの問題で済まされるが、現実は完成にはほど遠い状態だ。

つづく

3/28(水) 17:34配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180328-00010006-sportiva-socc

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