▽おすすめ記事▽



1: 2018/03/27(火) 15:43:23.68 ID:CAP_USER9
W杯ロシア大会出場国同士の顔合わせとなったポーランド対ナイジェリアのテストマッチは、ビクター・モーゼズのPKが決勝点となり、1-0でナイジェリアが勝利した。

 試合には敗れたものの、「下を向くことはない」と試合後のアダム・ナバルカ監督は振り返った。確かに、試合を通して多くの決定機を作り出していたのはポーランドの方だったし、序盤にロベルト・レバンドフスキがポストに当てたシーンで決め切れていれば、試合の流れは大きく変わっていたはずだ。

 何よりナバルカ監督にとって、多くのことをテストすることがこの試合の最大の目的だった。「このゲームから改善点がわかった。それを知るために新しいシステムを試した」と60歳の指揮官は言い切った。「多くの選手を試したかった」という言葉通り、21歳のダビド・コウナキが代表デビューを飾ったほか、負傷していたアルカディウシュ・ミリクが久々の復帰を果たしている。

 試したのは選手だけではない。この試合でポーランドは3-4-3を採用した。W杯予選は基本的に4-2-3-1で戦ってきたが、11月の2試合から新たに3-4-3に取り組んでいる。欧州予選を首位で通過したポーランドは、本大会に向けてさらなるバージョンアップを目指しているのだ。

「まだあまり試していないから、今日の試合で3バックを試すのは大切だった。新しい選手が入ったから、まだ改善が必要。ただ、オプションを持つというのは大事なことだ。W杯ではあらゆることが起こるから、準備をしておく必要がある」と左CBで先発フル出場したマルチン・カミンスキは語る。


no title

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180326-00010006-sportiva-socc
決勝点に繋がるPKを献上してしまったカミンスキだったが、「今日は負けてしまったけれど、守備のシステムには問題がなかったと思う。続けていくことが大事」と、3バックの手応えを口にした。実際、モーゼズらナイジェリアの個の力を活かした突破には手を焼いたものの、それほど多くのチャンスを許したわけではない。 

 攻撃でも形は作れていた。エースのレバンドフスキを中心に3枚が前線に並び、そこへボールが入れば複数の選手がボールに絡み、流れるような攻撃を展開する。前線にボールが入らなければ、レバンドフスキが下がってきて組み立てに参加したり、あるいはファーサイドに張ってボールを呼び込んだり、攻撃の組み立てには工夫が見られた。 

 ナイジェリアもレバンドフスキには最大限の注意を払っていたが、それでも2つの決定機を許した。 

 レバンドフスキにボールが入れば、ナイジェリアの守備陣は厳しく体を寄せて自由にプレーすることを許さなかった。だがポーランドのほうも、エースが厳しいマークにあうのはわかっている。そこで、いったん他の選手にボールを当て、そこからのコンビネーションでレバンドフスキにボールを入れると、ナイジェリアの守備陣は対応し切れなかった。 

 攻撃のカギを握っていたのはセンターハーフを務めたグジェゴシュ・クリホビアクだ。背番号10を背負うこの28歳は、攻撃の組み立てでスイッチ役となり、彼から縦パスが入るとポーランドの攻撃は一気にスピードアップした。注意すべきはレバンドフスキだけではない。クリホビアクのパス供給を止めることも、ポーランドと戦う際には重要になるだろう。 

 わかっていても止められない武器もある。高さだ。ナイジェリア戦のポーランド先発メンバーの平均身長は184.3cmで、セットプレーから多くのチャンスを作り出した。前半終了間際にはFKからナイジェリア守備陣の混乱を招き、あわやオウンゴールという場面もあった。プレースキッカーを務めるビオトル・ジエリンスキの右足とラファウ・クルザワの左足は非常に精度が高く、うかつにファウルでFKを与えるのは禁物だろう。 

 結果的には敗れたものの、全体としてポーランドの持つ総合力の高さを感じさせる試合であり、日本にとってはまたひとつ厳しい現実を見せられることとなった。

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1522133003/-100

続きを読む