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1: 2018/03/20(火) 14:44:13.88 ID:CAP_USER9
女子サッカーの救世主か。なでしこリーグを無料放送、新興外資系配信企業「mycujoo」の正体
3/20(火) 11:34配信
フットボールチャンネル

なでしこリーグは2011年のワールドカップ優勝以降で最も危機的な状況に置かれている
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昨季はテレビ放送やインターネット上での映像配信がほとんどなくなってしまい、観客数の減少にも悩まされていたなでしこリーグ。
そんな日本女子サッカーのトップリーグを救うかもしれない新たなパートナーが現れた。
今季から1部リーグの試合をリーグ公式サイト上で配信する「mycujoo」とはいかなる企業なのか。 日本では馴染みのない新興勢力のビジョンに迫った。(取材・文:舩木渉)

mycujooの創業者である双子のプレサ兄弟。左がペドロ氏、右がジョアン氏。オフィスの壁にはボアヴィスタのユニフォームが飾られている【写真提供:mycujoo】
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●岐路に立つ日本女子サッカー。新たなパートナーと再出発

いま、日本女子サッカー界は岐路に立たされている。なでしこジャパンのワールドカップ優勝から7年経ち、代表も国内リーグもかつての勢いを完全に失ってしまった。

特になでしこリーグの現状は深刻と言わざるをえない。世界一に輝いたワールドカップの前年、2010年のリーグ全90試合の平均観客動員数は912名だったが、
なでしこジャパンの活躍が起爆剤となって1試合で2万人以上の観客を集める試合も出るようになった。

しかし、ロンドン五輪でのなでしこジャパンの銀メダル獲得以降は減少傾向に転じ、代表チームがリオデジャネイロ五輪出場を逃したことでさらなる打撃を受けた。
なでしこリーグ3連覇中の日テレ・ベレーザでさえ2016年は1134人だったホームゲームの平均観客動員数が、2017年には1039人にまで減少。
リーグ全体を見ても、いまや観客動員数はワールドカップ優勝前の水準に近づきつつある。

また、テレビ放送が激減したこともリーグ戦の観客動員数に影響しているかもしれない。
2017年はリーグ全体の放映権を取得した組織がなく、継続的な全国ネットなどでのテレビ放送はなかった。
2016年までは存在していたインターネット上での配信もなくなり、INAC神戸レオネッサがクラブ公式サイト上で展開していたライブ配信以外には
ほとんど映像で試合を視聴する機会がなかった。消費者がなでしこリーグに触れ、ファンを獲得する機会を失っていたのである。

そんな中、今月21日に開幕する2018シーズンのなでしこリーグは1部リーグの70試合がインターネット上でライブ配信されることになった。
新たにパートナーシップを結んだのは「mycujoo(マイクージュー)」という日本ではほとんど馴染みのない企業。
オランダの首都アムステルダムに本拠地を置く“救世主”は、いかなる組織なのか。

電話での取材に応じてくれたmycujooのコミュニケーション担当を務めるラファエル・モルグリス氏は、
同社の成り立ちについて「非常に個人的な思いから生まれた」と明かしてくれた。

mycujooが立ち上げられたのは2014年のこと。創設者はポルトガル人の双子の兄弟だった。
そのうちの1人、ペドロ・プレサ氏が母国のボアヴィスタというクラブの大ファンだったが、2009年から2014年にかけて
過去の八百長問題に対しての処分などの影響で3部リーグに降格していた同クラブの試合を視聴することができず困り果てていたという。


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180320-00010001-footballc-socc
●橋渡し役は日本人。FIFAマスター卒業生が尽力

というのもペドロ氏は当時スイス在住で、ボアヴィスタの試合はテレビ放送もなくスタジアムへ足を運ぶ以外に観る方法がなかったのである。
「プレミアムコンテンツ以外のサッカーを観る場所が、既存のマーケットにない」ことがmycujoo設立のアイディアとなったとモルグリス氏は語る。

設立当初は3人だったmycujooは、現在52人の大所帯に成長。本社を置くアムステルダム以外にポルトガル、ブラジル、シンガポールに拠点を置いている。
昨年は60ヶ国から約4200試合が配信され、全世界で視聴回数4000万回を超える巨大なプラットフォームに成長した。

特にアジアではAFC(アジアサッカー連盟)に加盟する47協会のうち29の協会と直接パートナーシップを結び、シェアを急激に広げている。
毎節1試合を試験的にmycujooで配信している韓国のKリーグや、なでしこリーグのように協会レベルでなくパートナーシップを結んでいる国も含めれば、アジア30ヶ国以上でチャンネルが開設されている。

では、なぜこのタイミングで日本の女子サッカーのトップリーグの配信権獲得に至ったのか。モルグリス氏はmycujooのルーツに理由があると教えてくれた。

「会社がチューリヒで設立されたこともあって、mycujooを最初に信頼してくれたパートナーはFCチューリヒの女子チームでした。実は我々は女子サッカーから始まっていて、
それが今も女子サッカーを積極的にサポートしている理由でもあります。日本のなでしこリーグとパートナーシップを締結したのも、
この最初のステップから始まった素晴らしいストーリーの一部なのです」

 そして、なでしこリーグの配信権の獲得に尽力したのは日本人の女性だった。FIFAマスター(スポーツに関する組織論や歴史、哲学、法律を学ぶ国際修士。
FIFAとCIES[スポーツ研究国際センター]が提携して運営している)を修了した後、昨年10月にmycujooに入社した、辻翔子氏がプロジェクトを成功に導いた。

「私の同期や先輩、後輩もまだ現役選手としてプレーしている人が多くて、日本に帰れば見られるのですが、海外にいながら試合を見る方法が今まで全然なかったんです。
せめて国内で配信されていたら日本のファンも見られますが、日本ですら配信されていないというのは私としても衝撃的で、なんとかしてそれを変えられたら…と思いました。
選手としても見てもらいたい気持ちはすごく強いと思うので」


引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1521524653

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