1:Egg ★:2018/03/17(土) 09:06:33.30 ID:CAP_USER9.net
ハリルジャパン欧州遠征へ。注目は攻撃的MFの人選

ロシアワールドカップ前のラストサバイバルが始まろうとしている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、26人の選手を招集して欧州遠征に向かう。メンバー選考に賛否両論あれど、注目すべきは攻撃的MFの人選か。香川真司や清武弘嗣ら不在の中、今回選出された選手たちはどのような起用が想定されるのだろうか。(取材・文:河治良幸)

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日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は23日にマリ、27日にウクライナと対戦する欧州遠征のメンバー26人を発表した。

所属クラブで好調の本田圭佑(パチューカ)や宇佐美貴史(デュッセルドルフ)が復帰。また中島翔哉(ポルティモネンセ)が初選出された一方で、乾貴士(エイバル)や岡崎慎司(レスター)が外れるなど賛否両論がわき起こるが、注目したいのが攻撃的MFだ。

清武弘嗣(C大阪)が2月に腓腹筋を痛めたのを皮切りに、好調だった香川真司(ドルトムント)が足首を痛め、さらに倉田秋(G大阪)も左膝を痛めて直近の試合を欠場するなど、有力候補にけが人が相次いだポジションである。

より守備的だが同ポジションをこなす井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)も今冬に加入したスペイン2部のクラブで出場機会を得られておらず、ハリルホジッチ監督の発言から選外が既定路線とされていた。

そうした事情の中で森岡亮太(アンデルレヒト)、柴崎岳(ヘタフェ)、大島僚太(川崎フロンターレ)の3人が招集された。所属クラブのパチューカでインサイドも担う本田が同ポジションで起用される可能性もある。センターラインの重要なポジションにもかかわらず未知数な部分が多いのは不安要素だが、今回の2試合で見えてくるものも少なくないだろう。

指揮官はFWに得点力を求めることを強調している。見方を変えれば攻撃的MFの選手は彼らに点を取らせるアシストのクオリティが求められるということだ。フォーメーションとポジションの割当は以下の通り想定される。

4-2-3-1
トップ下:柴崎、森岡、(本田)

4-3-3
インサイドハーフ:大島、柴崎、(本田)

持ち味の違う3選手。ベストな起用法は?

高い位置からボールを奪いにいくのがハリルジャパンの基本スタイルだけに、[4-3-3]の場合は守備的MFに位置づけられる山口蛍(C大阪)が中盤の一角を担い、攻撃的MFとして選出された3人のうち1人しか起用されないことも考えられる。もちろん対戦相手や試合展開により戦術プランが変更されやすいポジションでもあるだけに、攻撃的MFを2人並べるシチュエーションも想定してテストされるはずだ。

森岡の持ち味は広い視野を持ちながらプレーが前向きであることだ。前所属のワースラント=ベフェレンでも[4-2-3-1]のトップ下で攻撃の中心を担っていたが、細かくパスを回すチームではなく、森岡を起点に1本か2本のパスでシュートまで持ち込むスタイルだった。

現在所属するアンデルレヒトも国内随一の強豪だがポゼッションにこだわるチームではなく、森岡の基本的な役割は大きく変わらない。より多くなるのは周囲が作ったチャンスにゴール前で絡むシーンである。

さらに高い位置での仕事がメインになっているのが柴崎だ。鹿島アントラーズではボランチのポジションからプレーメーカーとして攻撃を組み立てたが、現在所属するヘタフェではトップ下というより縦の2トップに近い布陣のセカンドトップから、ゴールに直結するプレーを求められている。

守備から入り、素早く相手の裏を突いていくチームの中で高い技術とセンスを発揮しようとしている。怪我から復帰後はゴールとアシストを記録できておらず、ここ3試合は途中出場が続いているが、その動きに指揮官が復調を感じ取っての代表復帰だろう。

大島は川崎Fのパスサッカーをボランチのポジションから支える選手だが、12月のEAFF E-1サッカー選手権では代表における“意識改革”を宣言した。つまり確実にパスが通るか分からない状況でも厳しいところに縦パスを通していくことだ。

つづく

2018年3月16日 11時30分
2018-03-17_11h59_54
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14441070/
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