1: 名無し@サカサカ10 2018/02/02(金) 12:47:57.07 _USER9
豪州戦のフォーメーションno title


6月14日に開幕する2018FIFAワールドカップロシア。グループリーグの組み合わせも決定し、本大会に向けて期待感は高まるばかりだ。4年に一度開催されるサッカーの祭典には各大陸予選を勝ち抜いた32チームが参加する。フットボールチャンネルでは、その全チームを紹介していきたい。最後はグループHの日本代表を取り上げる。(文:藤江直人)

堅守速攻の戦い方が「日本にとって一番いいのでは」(長友佑都)

【日本代表】
FIFAランキング:57位(2017年12月)
監督: ヴァイッド・ハリルホジッチ(2015年~)
6大会連続6回目の出場
最高成績:ベスト16(2002年日韓大会、2010年南アフリカ大会)
アジア最終予選グループB1位通過

 2016年9月の初戦でUAE(アラブ首長国連邦)代表に逆転負けを喫し、その後の苦戦を強いられる序章となったワールドカップ・アジア最終予選を戦う過程で、日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は戦い方における「最適解」を手にしたと言っていい。

 緊急登板の形で2015年3月に就任した指揮官は、日本が慣れ親しんできた、トップ下を置く「4‐2‐3‐1」で長く戦ってきた。もっとも、UAEに苦杯をなめ、その後にオーストラリア、サウジアラビア両代表戦も控える状況が指揮官の危機感を高めたのか。敵地でのオーストラリア戦(2016年10月)では本田圭佑を1トップに起用。ボールキープに長けた本田を起点に、堅守から速攻を仕掛ける形がより鮮明になり、ホームのサウジアラビア戦(同11月)では本田に代わり、待望論の強かった大迫勇也を復帰させた。

 年が明けた昨年3月のUAEとの再戦では、徹底した分析で相手を丸裸にする戦略家としての真骨頂を発揮。司令塔オマル・アブドゥルラフマンを封じるために中盤の形を逆三角形型に変更し、インサイドハーフに抜擢された今野泰幸がゴールなどで快勝した。

 迎えた同8月のオーストラリア戦。ポゼッション型に戦法を変えた相手のパス供給源を潰すために、インサイドハーフに猟犬を彷彿とさせる山口蛍と井手口陽介を起用。両サイドにはスピードに長けた乾貴士と浅野拓磨を配置する「4‐1‐4‐1」の布陣から、浅野と井手口がゴール。快勝とともに6大会連続6度目のワールドカップ出場を決めた。

 苦戦の末にたどり着いた「4‐1‐4‐1」は、ベスト16に進出した2010年の南アフリカ大会でも採用された。この大会で4試合を通じて躍動したDF長友佑都は、堅守速攻の戦い方が「日本にとって一番いいのでは」と語る。

「ハリルホジッチ監督が目指しているサッカーが唯一、いまの日本が世界で結果を出す可能性を高められるんじゃないかと感じている。相手にボールを持たれてもみんなで守って、泥臭くボールを奪って、カウンターを仕掛けていくスタイルが、僕たちに一番合っていると思う」

 勤勉さと規律正しさ、そして団結力という日本人の国民性を最も発揮できる戦い方と言ってもいい。ポゼッションが崇拝される傾向に異を唱えるハリルホジッチ監督は、ホームでのオーストラリア戦を「日本の今後の基準となる戦い方だ」と自信も寄せる。

つづく

2/2(金) 10:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180202-00010000-footballc-socc

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