1: 2018/02/01(木) 23:16:36.10 ID:CAP_USER9
日独で活躍したリトバルスキー氏が考察「日本人の美徳が欧州では不利に働く」

ワールドカップ(W杯)イヤーを迎えた2018年。1月のサッカー界の移籍市場は活発だった。

日本人ではG大阪からMF井手口陽介がイングランド2部リーズに移籍。今季はレンタルでスペイン2部クルトゥラル・レオネサでプレーしている。

イタリア1部インテルで7年間、プレーしたDF長友佑都はトルコの名門ガラタサライに移籍したが、欧州で長い間、キャリアを築き続ける選手は数少ない。

 日本人が海外を舞台に成功するためには何が必要なのだろうか。

 ドイツ1部ヴォルフスブルクでスカウト部長を務める元西ドイツ代表FWピエール・リトバルスキー氏は、JリーグのJEFユナイテッド市原(現J2千葉)で活躍し、横浜FCなどで監督経験を持つ。日本人の夫人を持つ知日家としても有名だ。W杯優勝経験を持つリトバルスキー氏に、日本人が海外で成功するために必要なことを聞いた。

「日本人に限ったことではありませんが、外国で成功するには、まず第一にはその国とサッカーの文化に適応することです。なぜなら、日本と全く異なる国民性を受け入れ、理解しなければいけない。移籍前からその国やリーグの情報をできるだけ集めるという事前準備が大事になる。日本で学んできたもの、美徳、作法のいくつかを忘れるということも大事なことになると思います」

 こう語ったリトバルスキー氏。移籍先の文化、サッカーの伝統、スタイルを理解する重要さだけでなく、日本人として培ってきた美徳を欧州では捨てなければいけないこともあるという。

「日本人は相手をリスペクトします。それは間違いなく美徳ですし、私がこの国を愛するところでもあります。しかし、それは不運なことですが、欧州でキャリアを築くという面においては不利に働くことが多い」

「シャークプール」を泳ぐ覚悟「うかうかしていれば食べられてしまう」

 ブンデスリーガとJリーグの両方を経験したレジェンドは、こう言い切った。対戦相手、チームメートを尊重する「日本人らしさ」は、欧州においては“弱点”になる場合もあるというのだ。

「プロサッカー選手としてヨーロッパで生きていくことは日本よりも、よりダイレクトな作業です。自分を証明するために、自分のプレーを見せるためには、精神的にも肉体的にも衝突が多くなる。日本から初めて移籍した場合、対処が難しいこともあります。何よりも日本のようなリスペクトに溢れている環境を出発点にすると、ね」

 日本の美徳を大事にしすぎると、生き馬の目を抜く欧州サッカー界では生き抜くことが難しいという。

「他者に敬意を払うことは一般的に素晴らしいこと。だけど、それは不運なことでもあります。サッカーのビジネスを、我々は『シャークプール』と呼んでいます。獰猛なサメがウヨウヨとしている空間で泳ぐわけだから、うかうかしていれば食べられてしまう。大怪我もするでしょう。しかし、シャークプールに入ってしまったからには、どうにかしてサメよりも速く泳がなければいけない。簡単なことではない。サメだけでなく、減速させようとして足を引っ張りに来る人間がチームにいないとも限りません」

 日本の慣れ親しんだ環境から一歩、欧州に出てしまえば、血に飢えたサメがひしめきあうような過酷な生存競争にさらされることになる。相手をリスペクトしすぎれば、食われてしまう。

 日本人として貫いてきた美徳を捨てることが欧州でキャリアを築く第一歩になるのかもしれない。


⬛?ピエール・リトバルスキー
ブンデスリーガ強豪ヴォルフスブルクのスカウト部長。現役時代は天才ドリブラーとして活躍。西ドイツ代表メンバーとして1990年ワールドカップイタリア大会優勝、82年スペイン大会、86年メキシコ大会ではそれぞれ準優勝に貢献している。ブンデスリーガ1FCケルンで活躍後、1993年からJリーグJEFユナイテッド市原(現J2ジェフ千葉)で、96年からブランメル仙台(現ベガルタ仙台)でそれぞれ2シーズンプレーした。監督として横浜FC、アビスパ福岡、シドニーFCで指揮を執った。ドイツ語の他、英語、フランス語、日本語も堪能なマルチリンガル。

サッカー_02

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180201-00016621-theanswer-socc

6: 2018/02/01(木) 23:20:47.60 ID:2V/S2o9k0
リティが言うならそうなのかもしれんね


引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1517494596

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