1:Egg ★:2018/01/15(月) 19:01:31.12 ID:CAP_USER9.net
1月13日、リーガMX(メキシコリーグ)後期第2節が行われ、本田圭佑の所属するパチューカは名門クラブ・アメリカと対戦し、2-2で引き分けた。

この試合でトップ下に入った本田は流れの中だけでなくセットプレーからも好機を演出。コーナーキックからアシストも記録している。セットプレーのキッカーが定まらない日本代表にとって、キッカー・本田圭佑は魅力的なオプションとなるだろうか。(文:河治良幸)

トップ下のポジションで多くのチャンスに絡む

リーガMX17-18後期リーグの第2節、本田圭佑を擁するパチューカはメキシコ・シティのアステカ・スタジアムでクラブ・アメリカと対戦。前期リーグでは本田は欠場しており、メキシコを代表する名門クラブとの初対戦となった。

試合はいきなりアメリカに与えられたPKをパチューカのGKアルフォンソ・ブランコがストップ。しかし14分にアメリカはエクアドル代表DFレナト・イバーラからのグラウンダークロスをメキシコ代表FWオリベ・ペラルタが右足で見事に捉えて先制。パチューカは後半の立ち上がりに本田のCKからコロンビア代表DFのオスカル・ムリージョがヘッドで決め同点とする。

そこからアメリカはMFアンドレス・ウリーベの右からのクロスに飛び出したエンリ・マルティンがダイレクトで流し込む形で再びリードを奪う。だがパチューカは終了間際の89分に本田を起点とした右からのクロスのリターンを前期8得点のビクトル・グスマンが左足で決めて2-2の引分けに持ち込んだ。

この日は[4-2-3-1]のトップ下で先発した本田。最近定着していた[4-3-3]も右ウィングとも、クラブW杯で担った右インサイドハーフとも異なる役割だったが、中央エリアにこだわらずに幅広いエリアで味方の縦パスを受け、時にはボールキープ、時には縦の仕掛けから、対人戦に強いアメリカのディフェンス相手にも多くのチャンスに絡んだ。

アシスト以外にも、CKから好機を演出

前半の半ばには左足の柔らかいクロスボールをファーサイドから飛び込むエリック・アギーレに合わせ、GKにビッグセーブを強いるシュートを演出。2点目の起点となったプレーは本田らしかった。右のややインサイド寄りでタメを作り、追い越すラウール・ロペスにタイミングよくショートパスを通した。

流れからのチャンスメークでも本田は持ち味を発揮していたが、今回注目したいのが1点目をアシストしたCKだ。

この試合で本田は6回のCKを蹴っているが、このアシスト以外にもファーの折り返しからのヘッドがクロスバーに当たるシーンを演出するなど、安定して可能性のあるボールを蹴ることができている。

技術の高い選手が多いパチューカでも継続してキッカーを担当することで感覚が掴みやすくなっていることは確かだろう。

本田が右サイドで自身の仕掛けから獲得した右のCK。ニアの味方に合わせたボールは惜しくも相手DFにクリアされたが、二度目のキックが同点ゴールをアシストした。

パチューカはボックス内に5人の選手がおり、アメリカは5人のマンツーマンとニアに2人のストーン。そしてゴール前にアルゼンチン人GKのアグスティン・マルケシンが構えていた。

パチューカの選手が1人ニアサイドにポジションを取ることで、アメリカの3人のディフェンスがニア、中央では4対4という状況で本田が左足を振り抜くと、パチューカはさらに1人がニアに動き、その裏に生じたGKの手前のスペースでムリージョが曲がり落ちるボールに合わせた。

パラグアイ代表センターバックのブルーノ・バルデスもムリージョに付いていたが、ちょうどGKと重なってしまい、ムリージョは実質的にフリーで合わせることができた。

つづく

1/15(月) 11:24配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180115-00010002-footballc-socc

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