1: 2018/01/08(月) 17:52:41.88 ID:CAP_USER9
俗に日本代表の“ビッグ3”とも呼ばれる本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の3人が昨年11月の欧州遠征メンバーから外れ、大きな話題になった。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は全体のバランスを考えながら、コンディションさえ良ければ代表に戻すことを示唆するが、本大会まで残り半年。

メンバー発表までには再び欧州遠征が予定される3月の一度しか招集の機会がない状況で、彼らは復帰を果たせるだろうか。
昨夏からの所属クラブでのパフォーマンスから考察していきたい。

■本田圭佑 メキシコで本来の姿を取り戻す。右サイド定着が代表に影響も

メキシコのパチューカに渡った当初は右ふくらはぎに違和感を抱え、前期リーグの開幕5試合を欠場。これがA代表での出場機会やその後の選考にも大きく響いた。
しかし、デビュー戦となった第6節のベラクルス戦で途中出場ながらいきなり“ゴラッソ”を決めると、複数のポジションで起用されて徐々に出場機会を増やし、セットプレーのキッカーもほぼ固定的に任されるようになった。

チームのチャンスメーカーとして振る舞うだけでなく、リーグ戦で3得点、カップ戦でも3得点という結果を残していることも大きい。メキシコのファンは目が肥えているが、何より結果を重視することで知られる。
その意味でも最初にインパクトを残せたことが成功への足がかりになったことは確かだ。

メキシコリーグは日本のサッカーファンにあまり馴染みがないため、レベルに対する疑問の声も少なくない。ただ、本田のプレーを見ていても、
1対1の厳しさ、少しでも遅れを取ればすぐディフェンスに対応されてしまうことを見ても、レベルは低くない。
昨シーズンまでパチューカに所属していたイルビング・ロサノがいきなりオランダの名門PSVアイントホーフェンで得点王争いトップの11得点を挙げていることからもイメージしやすいだろう。

そのメキシコリーグで本田が活躍できているのは、組織にフィットできている部分が大きいと見ている。ただし、欧州のトップリーグに比べて攻守の切り替え時に中盤のスペース、
特にボランチとセンターバックの間が少し空きやすい傾向があり、本田の突きどころになっている部分もある。

11月の欧州遠征に招集されなかったことはクラブのキャンプへの参加につながり、その期間にあったメキシコ杯準々決勝にも出場するなど、
パチューカでの地位を確立する意味ではメリットが大きかった。そこは代表スタッフも折り込んでいたかもしれない。
今冬のパチューカ残留を明言した本田。このまま主力として出場を続ければ、ケガがない限り当然コンディションは上がっていくはずだ。

現在は代表と同じ右ウィングが主戦場になっているが、代表で求められるテンポはポゼッションを主体としたパチューカと違うため、
そこをハリルホジッチ監督がどう判断して、浅野拓磨や久保裕也、E-1選手権(旧東アジア選手権)で台頭した伊東純也などとの“取捨”をしていくかが注目になる。
場合によってはインサイドハーフでの選出もあるかもしれない。

1/7(日) 16:00配信 AERA dot
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180107-00000003-sasahi-socc

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■香川真司 12月の監督交代で好転し、スタイルも代表復帰に追い風 

8月31日に行われた最終予選のオーストラリア戦で出場機会はなかったものの「自分のコンディションに関して監督も悩んだと思う」と起用法への理解を言葉にしていた香川だが、 
強豪を相手に実力を示す格好の機会と捉えていた11月の欧州遠征で外されるという指揮官の判断には不本意な思いもあったかもしれない。それでも、フランスやベルギーまで足を運びスタンド観戦。代表への強い思いを示した。 

ドルトムント(ドイツ)では今季就任したペーター・ボス監督のもとで途中出場と途中交代を繰り返したものの、リーグ戦では今季初ゴールを挙げた第5節以降で出場がなかったのは2試合のみ。 
第7節のアウクスブルク戦は華麗なループシュートのゴールで話題をさらった。12月10日にボスが解任され、ペーター・シュテーガー監督が就任してからは1-2で敗れたバイエルン・ミュンヘンとのドイツ杯3回戦も含め、全ての公式戦にフル出場している。 

昨季は台頭する若手に合わせてバランスを取るプレーが多かったが、今季は監督交代を経験しながらも、組み立てからタイミング良くゴール前に入っていくプレーが目立っている。 
12月12日のマインツ戦で試合終盤に決めたピエール・エメリク・ オバメヤンのアシストからのゴールは象徴的なシーンだ。さらに16日のホッフェンハイム戦ではドリブルでPKを獲得し、逆転ゴールのお膳立てで勝利に大きく貢献した。 

基本システムは[4-3-3]でボス体制と大きな変更はないが、前線のスピードを武器に、より縦に速い攻撃で中盤とアタッカーが連動して崩す形を目指してお 
出し手にも受け手にもなれる香川が重宝される素地がある。その点は代表とも共通するものがある。終盤に運動量が少し落ちる傾向は見られるが、フル出場の試合が長くなれば改善されるはず。 

このまま良い状態をキープすれば、攻撃的MFのポジションは選手層が比較的厚いものの、3月の欧州遠征で代表復帰する可能性は高まるだろう。 


■岡崎慎司 安定しない出場時間で6得点。代表も起用法がカギに 

ここまでの実績や経験を考えれば、日本代表で最も頼りになるストライカーであることは間違いない。本田と香川の選外は当時のコンディションによるものが大きいが、 
岡崎はレスターで限られた出場時間ながらも結果を残していただけに、より起用法の部分でハリルホジッチ監督に悩みがあるのかもしれない。 

プレミアリーグの開幕戦で強豪アーセナルを相手に初ゴールを挙げると、第2節のブライトン戦でもゴールを決めるなど気を吐いた。 
これまでにリーグ戦で6得点を挙げているが、スタメンは11試合、フル出場は元旦のハダーズフィールド戦も含めて2試合しかない。 
10月下旬にクレイグ・シェークスピア前監督に代わってクロード・ピュエル監督が就任して以降、さらに出場機会が安定しない傾向が強まっている。 

高い位置からの守備、前線での精力的な動き出しなどゴール以外の貢献を考えても、もっと出場機会があっても良さそうなものだが、 
基本的には1トップに深さを出せるFWを置き、中盤を厚くしたい指揮官の意向と岡崎の特徴がスタメン起用に関しては噛み合わない部分があるのも事実だろう。それは奇しくも、日本代表のハリルホジッチ監督の志向にも通じるものがある。 

日本代表では、タクティカルチョイスとして相手のDFを背負ってボールを受けられる大迫勇也が欠かせない存在となってお 
オプションとして高さのある杉本健勇などが招集されている。ただ、国内組で戦ったE-1では前線でFWを縦に並べる変則型の2トップもテストしており、岡崎の代表復帰にはプラス材料になるかもしれない。 

2トップの一角でフル出場した元旦のハダーズフィールド戦はカウンターでの抜け出しからゴールネットを揺らしたものの、 
直前にファールがあったとしてノーゴールに。それでも岡崎の前線での躍動が攻撃を活性化させて3-0の勝利につながっており、ピュエル監督のプランに転機をもたらすかもしれない。 

いずれにしてもハリルホジッチ監督が前線の形や機能性をどう考え、岡崎を組み込むイメージが強まるかどうかが代表復帰のポイントになる。 
サイドでの起用も可能だが、メインはセンターFWかオプションで“縦の2トップ”のトップ下だろう。 

中央のFWの枠は2、3枚。ライバルは戦術的な柱の大迫よりも、杉本やE-1で台頭した川又堅碁といったタイプの異なるFW、サイドとのマルチロールで候補になる小林悠や武藤嘉紀になりそうだが、 
岡崎の経験や勝負強さは間違いなく頼りになるため、そこも加味して評価されるかどうか注目したい。(文・河治良幸)

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1515401561

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