1:MacaronCino ★:2018/01/01(月) 18:34:06.29 ID:CAP_USER9.net
監督から経営者 FC今治“岡ちゃん”挑む「地方創生第2幕」 スタジアムは祭りの場

欧州へ行けば、ほとんどの街に「ドーモ前広場」「市庁舎前広場」などがありますが、日本にはそれがありません。昔は寺社仏閣がその役割を果たしていましたが、街が大きくなったことでその役割を賄えなくなった。でも、そういう場があれば、普段は散らばっている人たちが年に1回、祭りのために集い歴史を積み重ねていくのです。

イタリアのサッカー強豪のユベントスは以前、6万7000人収容の陸上トラックを併設したスタジアムをホームにしていました。現在はそれを取り壊し、ショッピングモール、レストランなどを併設する4万2000人収容の複合型スタジアムホームにしています。新スタジアムでは試合の2時間前から人が来てそこで過ごし、試合後も1時間半ほど人が残るようになりました。

これは我々にとって貴重な情報でした。今治市は人口が16万人弱しかいません。1万5000人のスタジアムを満員にしようと思ったら、周辺の西条市、新居浜市などを合わせた50万人でも無理。バックヤードに100万人が必要になります。でも、スタジアムを複合型にして、隣接するイオンモールなどと組んでエリア全体で半日過ごせる場所を造ればいけるのではないか、という考えに至りました。

我々が構想する複合型スマートスタジアムのイメージはこんな感じです。株主であるLDH JAPANに所属するEXILEのダンス教室やジム、スポーツ分野でさまざまな取り組みをしているドイツSAP社のデータセンター、ホテル、保育所、さらに愛媛大学医学部の診療所などが併設されます。現在、スマホのアプリで健康管理サービスを提供する企業とも話をしています。なお、ショッピングと飲食は隣接するイオンモールに連携をお願いする計画です。

年に1回、さまざまな競技のトップアスリートが来て、健康状態をチェックし、データを取得しながらトレーニングをし、温泉に入って帰っていく。トップアスリートに向けたJISS(国立スポーツ科学センター)の支所のような施設にしたいと考えています。

スタジアムがあることによって街が元気になるという「目に見えない資本」があります。この資本を生み出すのが交流人口の増加です。だから複合型スマートスタジアムにはマンションも併設し、いろんな世代が住み、そして集まる場所を創ります。

街の活性化のためには若い人たちが必要です。交流人口が増えれば仕事は後からできあがります。我々は「バリチャレンジユニバーシティ」という社会変革のためのアイデアを創出するワークショップを2016年から開催しています。公募100人のところに460人もの応募があり、東大、京大など有名大学からの応募もありました。当日は今治市内の高校生も参加し、素晴らしいイベントになりました。こうしたイベントなどを通じて交流人口を増やしていきます。
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・以下ソースへ: 日経テクノロジー
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/092100040/122500028/
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