1: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/12/10(木) 08:36:29.89 ID:CAP_USER*.net
選手権に出場する全48チームの選手の出身地を都道府県ごとに集計! そこから見えたものとは?
 今回で94回目を迎える全国高校サッカー選手権大会。すでに11月17日に組み合わせ抽選会も終えて初戦のカードも決定し、各チームは最終調整に余念がない時期だろう。

【高校サッカー】2016年Jクラブ内定&有望選手

 ところで、大会出場チームは1チーム30名までの選手登録が可能で、大会登録期限まで選手たちは熾烈なポジション争いを繰り広げる。まずは選手権のピッチに立つべく、メンバーに入るための戦いがあるのだ。

 そして、毎年各チームのメンバー表を見れば、多くの選手が出身地とは異なる都道府県の高校から選手権に出場しているのが分かる。選手たちの背景にあるものは千差万別だ。より高いレベルを求めて県外の強豪校から全国を目指す選手もいれば、文武両道を謳う地元の県立校で研鑚を積むことを選ぶ選手もいる。あるいは選手権に憧れを抱き、Jクラブ下部組織から高校サッカー部へと舵を切る選手も。

 本稿では、選手権に出場する全48チーム(※東京は2チーム出場)の選手の出身地を都道府県ごとに集計。47都道府県のランキングを作成してみた。数字の裏側に隠された事実にも着目しながら、ランキングを紹介していきたい。

 まずは多くの出場選手を輩出すると同時に、他地域へも多数の人材を供給するトップ10の都道府県から見ていこう。

 なお、本稿は大会の最終的な登録メンバーからではなく、高校サッカーダイジェスト編集部から各出場校へアンケートを実施し、その回答で得られたメンバー表をもとに作成している。
(※本稿の集計に使用した資料は12月2日発売の『高校サッカーダイジェスト』vol.13です)

【高校サッカー勢力図】出身都道府県別 選手権出場プレーヤー数ランキング|人材供給に優勝効果、越境入学… 数字から見える現在地
東京B代表の駒澤大高。東京出身の選手は大会全体で最多を誇る。また他地域からの出場選手数も最多だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
都道府県別ランキング1位~10位|最大の人口を抱える東京がトップも2校出場を差し引けば実質1位は……。
 都道府県ごとの出場選手数ランキングの上位10地区は以下のとおり。やはり、というべきか出場選手の出身地は大都市圏に集中している。

第94回 全国高校サッカー選手権
出身都道府県別 出場選手数ランキング(1~10位)
※( )内は地元代表校の選手数
1位:東京……80人(29人)
2位:大阪……73人(26人)
3位:埼玉……59人(25人)
4位:神奈川……54人(16人)
5位:愛知……46人(25人)
6位:兵庫……42人(27人)
7位:千葉……41人(13人)
8位:奈良……39人(29人)
9位:岡山……37人(30人)
10位:長崎……36人(29人)

注目ポイント1)他地域への人材輩出の高い都道府県は?

 出身地ごとの出場選手数第1位は国内最大の人口を抱える東京だった。ただ、東京は2校出場というアドバンテージがあるため、見方によっては2位の大阪が実質1位とも言えそうだ(※ただし、國學院久我山は20名分の回答だったため、東京は幾分増える可能性がある)。

 とはいえ、全体の数から地元代表校の選手数を引いた数、つまり県外への人材輩出数を見ると、これもやはり東京が51人でトップ。以下、2位・大阪(47人)、3位・神奈川(38人)、4位・埼玉(34人)、5位・千葉(28人)、6位・愛知(21人)と大都市が並ぶ。

 7位の兵庫(15人)に次いで、8位につけたのが東北、関東へ人材を供給する茨城(12人)。9位の福岡(11人)を抑えてランクインした。10位には同じ近畿地区や四国へ人材を供給している奈良(10人)が入った。

注目ポイント2)最多の人材供給を誇るJクラブ下部組織は?

 いまや全国のほとんどの地域にJクラブがある世相を反映して、多くの出場校にJ下部組織出身の選手がいる。今大会の人材輩出トップ10のクラブは以下のとおり。

1位 サンフレッチェくにびきFC 14人
2位 FC東京U-15むさし 10人
3位 富山U-15 9人
   G大阪ジュニアユース堺 9人
5位 新潟Jrユース 8人
6位 柏レイソルAA野田 7人
   横浜Jrユース 7人
8位 FC東京U-15深川 6人
   鹿島ノルテJrユース 6人
   グランパス三好FC 6人
   広島Jrユース 6人

 今大会で最も多くの人材を供給しているのは島根のサンフレッチェくにびきFC(14人)で、広島ジュニアユース(6人)、サンフレッチェびんごジュニアユース(1人)とともに、サンフレッチェ広島の下部組織出身者は今回、21人の最大勢力を誇る。

 サンフレッチェくにびきFCについて言えば、ほとんどが地元の大社に所属する選手たち。中学時代からの継続性で掴み取った代表の座と言えそうだ。ただ仮に夏の総体3位の立正大淞南が4年連続出場を決めていたとすると、立正大淞南にはほとんど同クラブ出身の主力がおらず、おそらく米子北に所属する2名にとどまる可能性が高かった。

 2位はFC東京U-15むさし(10人)で、6人を輩出したFC東京U-15深川と合わせ、FC東京の下部組織は16人の選手を輩出。ガンバ大阪はG大阪堺(9人)、G大阪ジュニアユース(3人)、G大阪門真(2人)の3クラブで14人を輩出している。

 注目は鹿島ジュニアユースと鹿島ノルテジュニアユースの2クラブを持つ鹿島アントラーズの下部組織。今回、合わせて10名の選手権出場選手を輩出し、うち8名が県外チームからの出場。高校サッカーへの人材供給という点では、鹿島ひいては茨城県もひと役買っていると言えそうだ。

(※本稿の集計に使用した資料は12月2日発売の『高校サッカーダイジェスト』vol.13です)

都道府県別ランキング1位~10位|最大の人口を抱える東京がトップも2校出場を差し引けば実質1位は……。
 都道府県ごとの出場選手数ランキングの上位10地区は以下のとおり。やはり、というべきか出場選手の出身地は大都市圏に集中している。

第94回 全国高校サッカー選手権
出身都道府県別 出場選手数ランキング(1~10位)
※( )内は地元代表校の選手数
1位:東京……80人(29人)
2位:大阪……73人(26人)
3位:埼玉……59人(25人)
4位:神奈川……54人(16人)
5位:愛知……46人(25人)
6位:兵庫……42人(27人)
7位:千葉……41人(13人)
8位:奈良……39人(29人)
9位:岡山……37人(30人)
10位:長崎……36人(29人)

注目ポイント1)他地域への人材輩出の高い都道府県は?

 出身地ごとの出場選手数第1位は国内最大の人口を抱える東京だった。ただ、東京は2校出場というアドバンテージがあるため、見方によっては2位の大阪が実質1位とも言えそうだ(※ただし、國學院久我山は20名分の回答だったため、東京は幾分増える可能性がある)。

 とはいえ、全体の数から地元代表校の選手数を引いた数、つまり県外への人材輩出数を見ると、これもやはり東京が51人でトップ。以下、2位・大阪(47人)、3位・神奈川(38人)、4位・埼玉(34人)、5位・千葉(28人)、6位・愛知(21人)と大都市が並ぶ。

 7位の兵庫(15人)に次いで、8位につけたのが東北、関東へ人材を供給する茨城(12人)。9位の福岡(11人)を抑えてランクインした。10位には同じ近畿地区や四国へ人材を供給している奈良(10人)が入った。

⇒【高校サッカー勢力図】出身都道府県別 選手権出場プレーヤー数ランキング|人材供給に優勝効果、越境入学… 数字から見える現在地(サカダイ)

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