1: Egg ★@\(^o^)/ 2015/09/29(火) 14:49:53.97 ID:???*.net
★鳥栖の鎌田は“なにかを起こす気配”を持っている。

ブンデスリーガ5節のレバークーゼン戦では1得点・1アシストの活躍で欧州ベストイレブンに輝くなど好調の香川真司だが、
果たしてこの日本代表の10番を背負うアタッカーの後に続く日本人選手は現われるのか。
FC東京、甲府などで監督を務めた城福氏が主な候補者をリストアップし、個々の選手について解説する。

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国内組で『ネクスト香川』を考えた時、真っ先に思い浮かぶのは鳥栖の鎌田大地だ。
まだ満足のいくレベルでないにしてもゴールを決める力があり、急所を突くパスも出せるという意味で、香川に近い雰囲気がある。
パスのタイミングやボールを受けてさばくリズムは独特。パサーだけでなく、
フィニッシャーの資質も備えているうえ、日本人のこうしたアタッカーとしては珍しくサイズ(180センチ)もあるのは強みだろう。

香川は反転力や前を向いた後のクイックネス、チェンジ・オブ・ペースで勝負するが、
鎌田はそうした敏捷性でこそ香川に劣るものの、懐の深さを活かしてボールを保持し、自分のタイミングでパスを出せる。
アイデアの出し方は異なるとはいえ、バイタルエリアでボールを受けた時、“なにかを起こす気配”はふたりに共通している部分だ。

鎌田のクイックネスが向上すればより一層怖い存在となるが、なにも香川を真似する必要はない。
ファーストプレーで香川のように前を向けなくても、相手を背負いながら巧みに時間を作り、次のプレーに移行できるからだ。
ただ、それはあくまでJリーグレベルでの話。世界水準を見据えるならば、
持ち味である技術とアイデアを消さずに、もっとインテンシティ(プレー強度) を高めていかないといけない。

写真 今季加入のルーキーながら、鳥栖での鎌田は主軸級の輝きを放っている。早期のA代表入りも噂される期待の新星だ。
no title


★宇佐美は「香川と似て非なる」新型のアタッカーとして期待できる。
 
香川のように1.5 列目や2列目をこなし、チャンスメイクに加えてゴールも狙うという観点から考えると、
G大阪の宇佐美貴史も当てはまる。どのポジションでの起用が最適かという議論は、
結局、周りとの組み合わせやシステム次第という答に落ち着く。
香川との併用はもちろん可能だが、香川に取って代わる存在にもなり得る。

宇佐美は、守備面の課題を指摘される場合が多いものの、そればかりをクローズアップするのは決して良い傾向とは言えない。
最低限という言い方が良いのか、やらなければいけない守備のタスクは当然ある。
ただ、彼の役割として重きを置くべきは攻撃。90分の間に、調子が良ければ10回はストロングポイントを出せるし、
調子が悪くても最低5回は出せるという具合に攻撃面をもっと追求すべきだろう。

言い換えると、攻撃面でアベレージの高いプレーを続けることが肝だ。
その意味で、今後の課題は消える時間をいかに減らすか。原因は幾つかある。
自分のやりたいポジションではないから、周りとの相性が良くないから、相手のマークが厳しいから……。
ただそうした理由に関わらず“消えない存在”にならないと、香川の壁は越えられない。

>>2以降につづく

2015年09月29日
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=11564

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