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パチューカ所属のFW本田圭佑(31)が、メキシコリーグで復調ぶりを強烈にアピールした。

 日本時間15日午前9時開始のモンテレイ戦で移籍後2度目の先発を果たし、初めて90分間フルに走り回ったのである。

 試合は首位相手に0―2の完敗だったが、1トップとしてプレーした前半26分、右からのクロスに好反応。相手CB2人の間をすり抜け、体を投げ出してヘディングシュート。右サイドアタッカーにポジションを変更した後半も、攻守にアグレッシブにプレー。セットプレーのキッカーを務め、味方にアレコレ指示を送るなど「主軸としての風格も出てきた」と現地メディアも高評価だ。

「パチューカの標高は2432メートル。7月中旬に移籍してから高地順化に苦しみ、6日のニュージーランド戦、10日のハイチ戦の欠場も早い段階で決まっていた。パチューカは同時期にオランダ遠征に出掛け、かつてオランダでプレーしていた本田は、メンタル的にもリフレッシュしてメキシコに帰国後、動きが格段に良くなった。本人も手応えバッチリ。上機嫌です」(サッカーライター)

 もっともハリルホジッチ監督と代表選手が、本田の復調を歓迎しているというワケではない。攻撃系選手はケルンFW大迫勇也(27)、ヘルタFW原口元気(26)、ヘント久保裕也(23)、エイバルFW乾貴士(29)、シュツットガルトFW浅野拓磨(22)とイキのいいアタッカーがそろい、14年ブラジルW杯後にガタッと運動量もキレもなくなった本田にボールが渡ると「スピードダウンしてしまう」とボヤく代表選手は少なくない。

 本田の復調を喜んでいるのは「本田だけ」(前出のライター)なのだ。

日刊ゲンダイ10/16(月) 12:03配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171016-00000009-nkgendai-socc 
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