1: Egg ★ ©2ch.net 2017/09/06(水) 20:03:30.39 ID:CAP_USER9

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ロシア・ワールドカップのアジア最終予選で、日本代表は見事にグループBを首位通過した。来年の本大会ではいかなる戦いぶりを見せてくれるのか楽しみは尽きないが、果たしてハリルホジッチ監督はロシア大会で勝利の凱歌を上げることができるのだろうか。
 
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ここまで思惑通りにチーム作りを進めて来た。特にオーストラリア戦は、だいぶ指揮官自身が描く理想像に近づいたはずだ。相手にボールを持たせても、隙を作らずに効率的な攻撃で仕留める。まして2ゴールをもたらしたのが、自らの志向に添って抜擢した井手口陽介と浅野拓磨だったわけだから、完璧なシナリオと言えた。
 
 概して欧州目線の監督が日本サッカーと遭遇すれば、同じような印象を持つ。アルベルト・ザッケローニは「インテンシティー(強度)」が不足していると表現したが、ハリルホジッチは「デュエル(決闘、闘い」という言葉に置き換えた。それでも中心選手たちが右肩上がりの成長中に着任したザックは、「テクニック」「敏捷性」「攻撃的組織力」「規律」など長所にも目を見張ったが、ハリルは世界に出たら闘い抜かない限り善戦はないと考え、最初から体脂肪チェックに象徴されるようにフィジカルにこだわった。ザックには、日本代表を率いて世界を驚かせる野望があったが、ハリルにはそこまでの可能性が見い出せなかったに違いない。ましてハビエル・アギーレの後任として契約したので、ザックより与えられた時間が少なかった。
 
 奇しくもハリルホジッチが辿り着いたのは、7年前の南アフリカ大会で岡田武史監督が採用したのと同じフォーメーションだった。しかも岡田監督は、アンカーの阿部勇樹の前に、遠藤保仁と長谷部誠を配したが、ハリルホジッチ監督は3ボランチへと舵を切った。もちろんMFの人選には、サウジアラビア戦で先発した柴崎岳らオプションが広がって来るはずだ。
 
 だが最も本番対策に近いオーストラリア戦では、相手がポゼッションをするのを承知で中央をしっかりと閉め、大迫勇也のポストワークを活用しながら、スピーディーなサイドからのカウンターを仕掛けた。そのためのカギを握るのが、最後まで動きが落ちず戦い続けられる井手口であり、スピード豊かな浅野だった。

つづく

9/6(水) 19:57配信サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170906-00029710-sdigestw-socc&p=1

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