1: 2017/08/04(金) 13:18:06.83 ID:CAP_USER9
Jリーグは7月15、22日に「明治安田Jリーグワールドチャレンジ」と銘打ち、欧州の強豪と親善試合を組んだ。クラブが世界トップレベルを体感し、経験値を上げることに主眼を置いた。浦和と鹿島が、欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場するドイツ1部のドルトムント、スペイン1部のセビリアとそれぞれ対戦。Jリーグの現在地を知る貴重な機会になったと同時に、強化策としては課題も残った。(小川寛太)

 近年、Jリーグのクラブが欧州の強豪と対戦する機会は少なかった。欧州主要リーグがオフとなる夏場以外、日本に招待することは困難。この時期、中国、米国などは破格の遠征料と引き換えに一流クラブを呼ぶ。“ライバル”が多い中、CLに出場するドルトムントとセビリアを呼べたことは進歩といっていい。

 7月22日のセビリア戦後、鹿島の安部は「止める蹴るがうまい。もっと基礎を練習しないと」と振り返った。各選手が足りない部分を感じる貴重な機会だった。中には試合直後に欧州挑戦を目標として掲げた選手もいた。意識を変えるきっかけともなっていた。

 一方で、オフの期間に来日した強豪の本気度には疑問符がついた。鹿島の鈴木は「すばらしい相手だけど、シーズン中の調子ではないと思っていた。その通りだった」と漏らした。

 ドルトムント、セビリアにとっては新シーズンの準備期間。当然、万全ではない。夏の時期にアジア、米国を訪れる最大の理由は市場やファンの拡大だ。7月15日の浦和戦前日に来日したドルトムントは、多くの選手がイベント出演に時間を費やし、同17日朝に離日する駆け足ぶりだった。

 今回、Jリーグが数億円をかけて招いた両クラブが本気だったとは言いがたい。担当者は「日本が勝たないと、今後もそういう気持ちで来る。本気にさせるには『簡単に勝てない』と思わせないと」という。鹿島がセビリアに勝ったものの、思惑通りに意識が変わるかは、相手次第だ。

 来年はワールドカップ(W杯)があり、大会開催は日程的に厳しい。Jリーグの村井満チェアマンは「隔年で行うなど長期的に考えたい。検証しながら、世界水準を知ることは進めていきたい」と継続の意向を持つ。数億円を投じるに値する試合内容や成果を得るためには、選手交代枠などの試合形式、開催時期などに工夫を施し、試行錯誤していく必要がある。

サッカー_02

8/4(金) 8:12配信 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00000513-san-socc
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