1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/09/28(月) 15:59:25.67 ID:???*.net

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去る17日に90歳で亡くなった「日本サッカーの父」、ドイツ人コーチのデットマール・クラマーさんは、
日本では1964年東京五輪の前からメキシコ五輪にかけて代表チーム強化に腕をふるいました。
国内リーグ創設の提唱や指導者育成などで多大の貢献をしてくれました。

 また、ドイツ協会や国際サッカー連盟(FIFA)から派遣され、世界90カ国で指導し
「世界的に認知されたサッカーの伝道師」と称されています。

 そのクラマーさんがサッカーにおける「3つのB」を説いています。「Ball control(ボールコントロール)」
「Body balance(ボディーバランス)」そして「Brain(頭脳)」です。

 上手にボールを扱い、体をバランス良く使い、その上で考える力が必要だというのです。
フロンターレの風間八宏監督も「頭」と「体」と「技術」の一体化を掲げます。

 11人がベクトルを合わせ、同じ絵を描いてチームとして機能しようとするなら、
考える力なしではできないでしょう。そして、お互いの考えが局面の連続の中で有機的に結び合う。
それができれば、選手も指導者も、思わずガッツポーズを取りたくなること請け合いです。

 めったにはお目にかかれないそんな試合が、第11節(9月19日)の名古屋戦でした。
FW大久保嘉人が自身3度目のハットトリックを決め、FW小林悠、田坂祐介、MFエウシーニョが得点し、
今季最多6ゴールを奪ったのでした。

 人とボールがよく動いてスキがない。名古屋の守備は、フロンターレの選手についていくのが精いっぱい。
流れを追い、次を読もうとする前に既に次の展開へと進み、あたふたと後を追い掛けるだけでした。

 「非常にいいゲームでした。技術が上がってきて、パス一つとっても判断が速かった」と風間監督は満足そうに。
「頭を使うサッカーができていたのですね?」の問いには、ユニークな答えが返ってきました。

 「次々に展開するプレーに体がどんどん反応している。選手がきちんと認識しているので、
自分たちのもっている速さが自然に出ていた。状況を見て考え、判断するのは頭ですが
『体が考えるレベルにはいってきている』と言っていいと思います」

 質の高い練習を反復することで、考えて行う動作が体に染み込んでしまえば、判断も反応も速くなります。
フロンターレのサッカーをそうした観点から見ると、楽しさは増すでしょう。Jリーグは残り5節。
選手たちは、さらに高いレベルで頭脳をシンクロさせることで、ますますチームを磨いていくはずです。
 (スポーツライター)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150928/CK2015092802000182.html

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