◆セリエＡ◆ＡＣミラン、ジェノア戦トップ下ボナベントゥラは5、退場のロマニョーリが最低点4.5

◆伊メディア退場ロマニョーリらDF陣に厳しい評価
　日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、27日の敵地でジェノアと対戦して0-1で敗れた。試合後、ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」では、選手の採点を公開。本田の代わりにトップ下で先発出場したMFジャコモ・ボナベントゥーラには及第点以下の厳しい評価を与え、退場処分を受けたDFアレッシオ・ロマニョーリなどの守備陣には軒並み低い評価が並んだ。

　前半42分で2枚のイエローカードを受けて退場処分となったロマニョーリには、チームワーストの4.5点が与えられた。

　「（退場となった）ディエゴ・カペルへのファウルは、無用なものだった。もっと自分自身を管理できるようにならなければならない」と厳しく評価された。また、その退場となるファウルの引き金となる軽率なパスミスを犯したDFクリスティアン・サパタにも5点と低評価。「フィードが不安定で、相手の攻撃への対応が遅い。カペルへ渡してしまったパスミスは、悲惨な結果を招いた」と、両センターバックが酷評されている。

　一方で、本田に代わってトップ下に入ったMFジャコモ・ボナベントゥーラの評価も厳しいものになった。

「5点。11分に敵陣に入り込むプレーがあっただけ。トップ下の位置では、彼が望むスペースを見つけることができていなかった」

　本田のプレーぶりを酷評する一方で、待望論の多かったボナベントゥーラのトップ下起用だが、ジェノア戦では存在感を放つことなくゲームの中に埋没した。その期待に反して、採点と寸評はいずれも及第点以下と批判されている。

◆2試合連続先発のバロテッリは及第点
　また、イタリア代表のアントニオ・コンテ監督が視察に訪れたことで注目されたFWマリオ・バロテッリは、まずまずのプレーであったと評価されている。

　6点と及第点を手にしている。「ミランで唯一、相手GKの待つゴールにシュートを放つことを試みていた。ルイス・アドリアーノへラボーナでラストパスを送り、1対1になりそうな場面を演出した」

　開幕6試合で、一度も無失点の試合がなく通算9失点となったミラン。3敗目を喫したことに加え、守備の立て直しが急務だと批判を受けている。また、この日に出番がなかった本田にとっては、ライバルのボナベントゥーラがトップ下の位置で機能しなかったことで、再度スタメン奪取のチャンスが訪れるかもしれない。

⇒ジェノア戦出番なしの本田スタメン奪回に追い風!?　トップ下のライバルは及第点以下（サカマガ）