1:Egg ★@\(^o^)/ :2017/05/15(月) 13:17:30.69
◆今のJリーグにはタレントがいない。

1993年の5月15日に開幕したJリーグは、25シーズン目に突入した。その歴史のなかでいろんな出来事があった。当初の参加は“オリジナル10”と呼ばれる10チームのみだったが、1999年にはJ2が開幕し、2014年にはJ3が新設された。クラブ数は年々、増加している。今年もJ3にはアスルクラロ沼津が新規参入した。
 
さらにレギュレーションも目まぐるしく変わったね。一時は2ステージ制から1シーズン制に変更され、2015年に2ステージ制に戻ったかと思ったら、今年から再び1シーズン制が導入された。さらにJ1・J2の入れ替え戦やチャンピオンシップが開催されたり……、これだけ多岐に渡って変化するリーグも珍しいんじゃないかな。
 
こうした試行錯誤を経たJリーグだけど、正直、年を重ねるごとに魅力を失っているのが現実だ。今、お金を払ってでもスタジアムで観たい選手ってどれだけいるのか。かつてはジーコ、ジョルジーニョ、レオナルド、ドゥンガら、スーパ―スターがピッチで活躍していた。でも、それは遠い昔の話だ。
 
今夏にはヴィッセルにポドルスキが加入するけど、ドイツ代表などで見せていたワールドクラスのプレーを、日本でも披露できるかは未知数だよ。現に2014年にセレッソに加入したフォルランは、実力の半分も示せないまま日本を去った。それに、ヴィッセルに続いて、「じゃあ、うちも大物選手を獲得しよう」という意気軒高なクラブが存在しないのも寂しい。これでは、タレントの質はますます落ちていくだけだよ。


◆クラブ数の増加より選手の育成に力を入れるべき。

僕は以前からクラブ数を増やしたことが、リーグ発展の足枷になっていると感じていた。各地にプロクラブが誕生すれば、地元の人たちは喜ぶのかもしれない。でも、経営に苦しんでいるクラブが多いのが実情だよね。
 
つい最近の話では、J2のV・ファーレン長崎が約3億円の累積赤字を抱えていることが発覚した。地元企業のジャパネットホールディングスの創業者である髙田氏が新社長に就任し、再建に乗り出すようだけど、こういった資金面で問題を抱えるクラブは過去にいくつもあった。
 
チーム数が増えれば、自ずと観客の数は分散される。するとクラブの収入は減少する。Jリーグは多くのクラブを誕生させてきたけど、その後のフォローはあまり考えていないようだ。そこはプロクラブだから自分たちの手で生き残っていくしかないのかもしれない。でも、それではなかなかクラブは育たないよ。
 
だからこそ、Jリーグはクラブ数を増やす前に、選手の育成面に力を入れてもらいたい。最近のJリーグが魅力をなくしているのは、さっきも話した通り、ファンやサポーターがスタジアムで「観たい!」と思える選手が減っているからなんだ。ただ、選手の移籍金が高騰している今のサッカー界では、ヨーロッパからトッププレーヤーを引っ張ってくるのは簡単なことではない。では、どうすればいいか。ひとつの案として、優れた才能を持った日本人選手を自国で育てるしかないんだ。

つづく
2017-05-15_14h04_20
SOCCER DIGEST Web 5/15(月) 6:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170515-00025494-sdigestw-socc&p=1
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