1: @Egg  2017/05/01(月) 21:12:37.47 ID:CAP_USER9
■FAカップ準決勝で際立ったアザールのスキル

4月22日に行われたFAカップ準決勝、チェルシーvsトッテナムは4-2でチェルシーが勝利を収めた。

トッテナムのFAカップ制覇の夢を打ち砕いたのは、チェルシーのエデン・アザールだった。
61分からの途中出場ながら、アザールが決めたゴールと、アシストによる鮮烈な活躍により、チェルシーはFAカップ決勝進出を決めた。

ウェンブリーでのビッグマッチで、チェルシーは攻撃の要とも言えるジエゴ・コスタとアザールを先発で起用せず、
代わりにミッチー・バチュアイとウィリアンを先発させたことはリスキーな選択だと思われた。しかし、試合が終わる頃にはまたひとつ指揮官アントニオ・コンテの天才的な采配ぶりが示されることとなった。

75分のアザールのゴールは、彼が何もないところからまるで魔法のように何かを生み出すことができる好例を示したものである。
CKからのこぼれ球をペナルティーエリア端で拾い、フリーな状態から放たれたシュートはまるでレーザービームのような弾道でウーゴ・ロリスが守るゴールを破った。

トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、FWのソン・フンミンを不慣れなウイングバックに置くという奇妙な采配を見せたが、選手交代により修正を図り、
ようやくトッテナムが押し込み始めていた状況でのゴールであり、試合を支配され始めていたチェルシーにとっては貴重な一発であった。

ウィリアンは前半に2ゴールを決めたにも関わらずアザールに代わって下げられ、彼にとってはシビアな途中交代となった。
しかし、誰がチェルシーのナンバー1アタッカーであるかは、ブラジル代表アタッカーもよくわかっていることだろう。

事実、アザールはプレミアリーグで最高の選手である。

前半にハリー・ケインのゴールでトッテナムは同点に追いつき、一度は突き放されたものの、後半開始早々に生まれたデレ・アリのビューティフルゴールで2-2に追いついた。
これでスパーズが盛り返すきっかけになるかと思われたが、試合を手中に収めたのはチェルシーであり、アザールであった

バチュアイはD・コスタが7試合ゴールなしという状況で、自らの存在価値を示す絶好の機会であったにも関わらず、先発でピッチに登場しただけで、結果を残すことは出来なかった。
バチュアイの先発出場は1月以来のことで、いくつか良いプレーは見せたものの、全般的には試合勘のなさが垣間見られている。

アザールがコンテ率いるチームに必要とされる活躍を残した一方で、同じく途中出場のD・コスタはあまり良い出来ではなかった。
シーズンも終わりが近づき、アザールの勢いは増すばかりだ。もしアザールがここまでクオリティーの高いプレーをする選手でなければ、トッテナムが2冠獲得に向けて邁進するところを、今頃目にしていた可能性も否めない。

アザールはこの日の短時間のプレーをネマニャ・マティッチによる4点目へのアシストで締めくくった。試合を決定付けたマティッチのゴールは、今シーズン最も強烈な一撃のひとつと言えるほどのファインゴールであった。

>>2以降につづく

GOAL 5/1(月) 18:20配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170501-00000018-goal-socc

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