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【磐田】俊輔、セットプレー以外では3年ぶりゴール…20mミドル「決められて良かった」

◆明治安田生命J1リ―グ 第8節 鹿島0―3磐田(22日・カシマスタジアム)

 磐田が元日本代表MF中村俊輔(38)の今季2得点目などで鹿島を3―0で下し、今季初の連勝を飾った。俊輔がセットプレー以外でゴールするのは横浜M時代の14年7月以来3年ぶりでJ1通算70得点目。

 かつて“ナショナルダービー”と呼ばれた伝統の一戦で俊輔が見せた。磐田がカシマスタジアムで勝つのは10年11月以来7年ぶり。昨季王者を沈めた立役者は「試合の入り方が良かった。2点入るまではウチの形が作れた」とうなずいた。

 名波浩監督(44)が「ワールドクラス」とうなったゴールが生まれたのは前半21分だ。MF松浦からの落としに走り込み、左足を一閃(いっせん)。約20メートルのミドルがゴール右隅に突き刺さった。「ああいうチャンスはなかなかない。決められて良かった」。代名詞のFKでなく、流れの中から得点したのは横浜Mに所属していた14年7月の名古屋戦以来だ。

 前半15分の1点目も俊輔の機転が利いた。ペナルティーエリア外で最前線の川又に直接出せるシーンがあったが、あえて時間を使った。DFを自身に引きつけてから右サイドのDF桜内にパス。フリーになった桜内がピンポイントクロスで川又のヘディング弾を呼び込んだ。「うまく駆け引きできた」と喜んだ。

 得点後は名波監督の元へ猛ダッシュし、がっちり抱き合った。指揮官はこの日、出番が少ないMF山本を6試合ぶりに先発起用して快勝を演出。俊輔は「監督としてうまいなって思う。いきなり使うんじゃなくて事前に本人に説明している。勉強になる」という。日頃から選手と密にコミュニケーションを図る姿勢から学ぶことも多く、今季初の連勝にも「勘違いせず、挑戦者の気持ちで積み上げていくことが大事」と気を引き締めた。首位・浦和と勝ち点6差の6位に浮上。堂々の上位争いを演じている。(武藤 瑞基)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170422-00000327-sph-socc
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