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【レアル・マドリー 2-3 バルセロナ リーガエスパニョーラ 第33節】

スペイン・リーガエスパニョーラ第33節が現地時間の23日に行われ、レアル・マドリーがバルセロナをホームに迎えた。

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今シーズン2試合目の“クラシコ“は、首位のマドリーが2位バルサを3ポイントリードする状況で迎えた。しかもマドリーは未消化分の1試合を多く残しており、ホームで宿敵を叩けば5年ぶりのリーグタイトル奪回へ大きく前進できる。逆にバルサが勝つようであれば、優勝争いの行方は全く分からなくなる。

マドリーは負傷明けのベイルも先発に名を連ね、C・ロナウド、ベンゼマとの“BBC“を構成。一方のバルセロナはネイマールを出場停止で欠いており、前節に続いてパコ・アルカセルが前線の一角を占めた。

試合が動いたのは28分、良い形で試合に入っていたホームチームが先制点を奪う。マルセロのクロスに右のファーポストで合わせたセルヒオ・ラモスのシュートはポストを叩いたが、こぼれたボールをカゼミーロが無人のゴールに押し込んで1-0とした。 

だがバルサもそのわずか5分後、エースのゴールで試合を振り出しに。ラキティッチのパスを受けたメッシが華麗なドリブルで2人をかわしてゴール前に侵入し、左足シュートを確実に沈めた。バルサでの通算“499点目“となるメッシのゴールでスコアは1-1に。

マドリーはその直後、ベイルが負傷により続行不可能となるアクシデントが発生。アセンシオとの交代を余儀なくされる。前半はそのまま1-1で折り返した。

後半はよりオープンな展開となり、両チームに決定的なチャンスが相次ぐ。テア・シュテーゲンとナバスの両GKの好セーブがゴールを許さなかったが、どちらがリードを奪ってもおかしくない展開に。

73分、次に試合を動かすゴールはバルサの側に生まれた。ペナルティーエリア手前の右側でボールを受けたラキティッチは右足のキックフェイントで持ち替えて左足を一閃。強烈なシュートをゴール左隅に突き刺してバルサが2-1と逆転した。

反撃に転じたいマドリーだが、77分には数的不利にも追い込まれてしまう。カウンターを仕掛けようとするメッシに対してセルヒオ・ラモスが危険なタックルで倒してしまい、判定は一発レッド。1点ビハインドのホームチームが10人での戦いを強いられる。

だがジダン監督はベンゼマに替えて“10番“ハメス・ロドリゲスを送り出すと、これが見事に的中。交代で入ったわずか4分後、左サイドのマルセロからのクロスにニアで合わせたハメスが2-2の同点ゴール。出場機会の減少に苦しむ10番がチームを救ったかに見えた。

しかし、主役はやはりメッシだった。2分間のアディショナルタイムを終えようとする時間に左からのクロスに合わせ、この試合2点目のゴール。バルサでの通算500ゴール目がクラシコでの劇的決勝点となり、ラストプレーで勝ち越したバルサが宿敵との一戦に大きな勝利を収めた。

【得点者】
28分 1-0 カゼミーロ(レアル・マドリー)
33分 1-1 メッシ(バルセロナ)
73分 1-2 ラキティッチ(バルセロナ)
86分 2-2 ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリー)
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