1: 2017/04/07(金) 12:15:44.76 ID:CAP_USER9
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◼「オーバメヤンへのヒールパスだけで入場料分の価値はあった」


全てのプレーが効果的であり、自信や余裕が感じられる香川。監督、チームメイトからの信頼の厚さも伝わってくる。2014年のドルトムント復帰以来、最も良い時を迎えていると言って良いだろう。

  香川が止まらない。
 
 前節シャルケとのダービーで1アシストの活躍を見せたドルトムントの背番号23番は、ミッドウイークに行なわれたハンブルク戦(3-0で勝利)でも、今シーズンのリーグ戦初ゴールを含む1ゴール1アシストと大暴れした。
 
 先制点に繋がるFK獲得と終盤の追加点、そしてアディショナルタイムのダメ押しアシストと全3得点に絡んだ彼には、ドイツメディアから賛辞の声が集まった。『ビルト』からはチーム最高タイとなる2点を与えられ、今シーズン初めてベストイレブン入りしている。
 
『キッカー』はチーム単独最高の1.5点を付け、同じく今シーズン初のベストイレブンに香川を選出。さらに「ほぼ全ての攻撃に香川は関与した。試合を決定付ける2点目で、素晴らしいパフォーマンスに華を添えた」と記し、前節に続いてマン・オブ・ザ・マッチに選出した。
 
 地元紙からの評価も高まるばかり。チーム単独最高点となる1.5点を付けた『WAZ』は、「香川はハンブルク戦でも、ドルトムント最高の選手」という見出しで各選手の採点・寸評を掲載し、以下のような寸評でもって彼を称えている。
 
「攻撃的なMFとして突出した試合だった。動き回り、常にボールに絡んだ。そして素晴らしいヒールパスでオーバメヤンのチャンスを演出したが、決め切れなかった」
 
「デンベレも、オーバメヤンも、香川がフリーにした。自ら決めなければいけなかったシーンでは時間が掛かり、ブロックされた。そしてオーバメヤンのアシストでゴールを決めると、シュプレヒコールで祝福された。さらにロスタイムには、2点目をアシストした」
 
 同じくチーム単独最高点の1.5点を与えた『ルールナハリヒテン』も、個別採点・寸評に「トップフォームの香川」という見出しを付けて、彼を絶賛する文章を掲載した。
 
「シャルケでのダービーで最も良かった選手は、ハンブルク戦でもチームを救い、クラブがこの日本人魔術師との契約更新を考えるべきであることを改めて示した。彼のオーバメヤンへのヒールパスだけで、入場料分の価値はあった。その後、彼は2点目のゴールで試合を決めた」

◼久々のゴールを決めた武藤は全国紙からチーム最高点の高評価。

 一方、敗れたハンブルクの酒井には、各メディアが厳しい評価。『ビルト』、『キッカー』ともに4点を付け、『北ドイツ放送局』も以下の通り、手厳しく記している。
 
「酒井も、カストロと香川を止めることはできなかった。前回の試合では代表戦の休みをもらったが、1対1ではほとんど勝てなかった」
 
「前半はほとんど全てがキャプテンのそばを通り過ぎ、後半もほとんど良くならなかった。この26歳が試合に入れなかったため、ドルトムントは多くのチャンスを作り出した」
 
 ヘルタの原口は、ボルシアMG戦(0-1で敗北)で出場停止のイビシェビッチに代わってCFとして先発出場した。
 
 しかし、66分に交代するまでのボールタッチ数は19回と、ほとんど試合に絡むことができずに途中交代。『ビルト』、『キッカー』ともに、チーム最低タイの5点を付ける厳しい評価を下した。
 
 マインツの武藤はライプツィヒ戦(2-3で敗北)で2点ビハインドの67分から交代出場。直後にチームがPKから1点を返すと、武藤もヘディングでポストを叩く。そして後半アディショナルタイム、CKから今度はヘディングシュートを決めてみせた。
 
 この活躍が認められ、『ビルト』からはチーム最高タイとなる2点の高評価。『キッカー』と地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』は出場時間が短かったため、採点なしだった。
 
 アウクスブルクはインゴルシュタットとの下位対決に敗れ(2-3)、残留に向けて厳しい戦いを強いられている。宇佐美はこの試合でベンチ外となり、6試合連続出場機会なしと厳しい状態が続いている。
 
 ケルン(フランクフルトに1-0で勝利)の大迫とフランクフルトの長谷部は怪我のため欠場。シャルケ(ブレーメンに0-3で敗北)の内田もメンバー復帰を果たしていない。
 
文:山口 裕平

SOCCER DIGEST Web 4/7(金) 9:20配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170407-00024313-sdigestw-socc
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