1:豆次郎 ★@\(^o^)/:2017/02/16(木) 06:51:18.43 ID:CAP_USER9.net
甘いマスクと正確な右足のロングフィードで一時代を築いたデビッド・ベッカム(41)がスキャンダルにまみれている。ピッチの右サイドを主戦場とした元イングランド代表キャプテンは、引退後、ユニセフの親善大使を務めるなど、チャリティー活動に力を入れてきた。ただ、これが善意によるものではなく、「ナイト」の爵位欲しさだった疑惑が持ち上がっているのだ。

■日本でいえば「人間国宝」

ベッカム側は、疑惑の根拠となったメールについて「ハッキングされ、不正に加工された」と強調。私利私欲に基づいた慈善活動はしていないと反論しているが、そもそも「ナイト」には、どんな特権があるのか。英国事情に詳しいジャーナリストの林信吾氏は、「文化、芸能、スポーツなどの分野で際立った業績を残した人に与えられるもので、日本でいえば『人間国宝』が一番近いでしょうか。正式に貴族に列せられるものではなく、準貴族と訳されたりします。上院(貴族院)の議席を与えられるわけではありませんし、世襲もできない。これといった特権はありません」と言う。

唯一、あるとすれば、新聞記事などで表記される場合、名前の頭に「Sir(サー)」がつくこと。免許証やパスポートはもちろん、オフィシャルな招待状の名前も「Sir」から始まるようになる。ポール・マッカートニーもミック・ジャガーもエルトン・ジョンも、みんな正式には「サー」が付くのだ。これが人によっては気持ちいいことらしい。

「たったそれだけなのですが、爵位に執着する英国人は決して少なくありません。かつては、保守党に多大な献金をしたのに叙勲されなかったことを怒りまじりに話し、ひんしゅくを買った人もいました。ただ、ベッカムぐらい活躍した選手であれば、いずれはもらえたと思いますが……」

イングランドのクラブに初めて欧州タイトルをもたらした往年の名選手ボビー・チャールトンも、「Sir」を授けられたのは60歳近くになってからだった。あと20年、待てなかったか。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/199593

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