1: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/11/13(金) 06:03:36.39 ID:???*.net
W杯アジア2次予選E組 日本3―0シンガポール (11月12日 シンガポール)

日本代表は敵地でシンガポールを3―0で破って勝ち点13とし、試合がなかった同12のシリアをかわしてE組首位に浮上した。
5年ぶりに代表復帰を果たしたFW金崎夢生(26=鹿島)が前半20分に先制の国際Aマッチ初ゴール。
同26分にFW本田圭佑(29=ACミラン)が追加点を挙げた。
6月の対戦でシュート23本を放ちながら引き分けた因縁の相手を破り2次予選首位突破へ弾みをつけた。日本は17日にカンボジアと対戦する。

美しすぎるボレー弾が決まった。金崎が6月の悪夢を、重苦しい空気を一掃した。
前半20分、本田のクロスを武藤が頭で折り返す。胸トラップで叩き付け、ワンバウンドさせたボールに左足一閃(いっせん)。
強引に腰を右回転させ、左足を振り抜いた。「うれしいっすね」。ハリルジャパン初招集、いきなり1トップで大仕事をやってのけた。

ベンチに向け全力で走った。猛烈な勢いでハリルホジッチ監督とハイタッチするとサブメンバーの固まりに飛び込んだ。
「キヨ(清武)が誕生日だったので。キヨとは(大分とニュルンベルクで)ずっと一緒にプレーしてきたので、よかったです」。
10年10月の韓国戦以来となる国際Aマッチ。記念の初得点は共に戦う仲間にささげた。
指揮官も満足そうに「美しい得点。(清武、柏木と共に)彼らの表現には満足している。興味深いアクションだ」と称えた。

合宿中も単独行動が目立つ孤高のアタッカー。他選手が姿を現す前の約10分、1人で体を動かす。
指揮官から好奇の目を向けられたが、構わない。自身がいいと思ったことは積極的に取り入れる。
食生活では高タンパクの豆腐を好む。クラブに大量に差し入れられる豆腐を、クラブハウス内の飲食店に調理を頼んで毎日のように摂取する。

プレースタイルはとにかく「前へ」。
大分時代には周りの選手を生かすより、まず自分が仕掛けるスタイルを幹部からとがめられたことがある。
それでも「後ろに戻すのはいつでもできる」とスタイルを貫き、日本代表まで上り詰めた。
今季加入した鹿島では36戦15得点。評価も絶大だ。クラブはレンタル元のポルトガル2部ポルティモネンセに完全移籍での獲得を正式オファーした。

チーム向上のためなら摩擦をも恐れない。11年10月、U―22代表候補合宿では現同僚の柴崎とプレーに対する食い違いから口論した。
チームメートの仲裁で事なきを得たが、一触即発ムードだった。鹿島入団時にはクラブ関係者から「(周囲と)うまくやってくれよ」と言われた。
「全員とケンカしますよ」と冗談交じりに返した。ロッカールームでも同僚に率直な意見をぶつけてきたが、後に引きずらない性格で受け入れられてきた。

主将の長谷部が言う。「(金崎)夢生は体を張れるしボールが収まる。ポストプレーも機能した。
結果を出したことで、いい競争が生まれそう」。90分間、前線で体を張り、ゴールへ向かう貪欲さを体中から発散させる。
自分が正しいと思えば誰にでも意見する。その強引さ、前向きさはプレースタイルそのものだ。
ハリルジャパンに1トップが担える新星が誕生した。

◆金崎 夢生(かなざき・むう)1989年(平元)2月16日、三重県津市生まれの26歳。小学生時代はフットサルをプレー。
中学からサッカーを始め、滝川二に進学。3年時に全日本ユース選手権優勝。
07年、大分に入団。08年にナビスコ杯優勝に貢献し、ニューヒーロー賞を獲得。10年に名古屋に移籍し、13年からニュルンベルク。
同年9月にポルトガル2部ポルティモネンセ。15年2月から鹿島。日本代表は大分時代の09年1月に初選出され、同20日のアジア杯予選イエメン戦で国際Aマッチデビュー。
通算6試合1得点。1メートル80、70キロ。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/11/13/kiji/K20151113011499220.html
2015年11月13日 05:30

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/11/13/gazo/G20151113011498680.html
<シンガポール・日本>前半、先制ゴールを決めた金崎(左端)と(左から)笑顔の本田、酒井宏、武藤

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