1: Egg t 2017/02/07(火) 15:54:44.19 ID:CAP_USER9
「失速の浦和」「勝負弱い」…。そんなレッテルを貼られているのが、J1浦和。終盤の息切れで優勝を逃したり、大事な試合で敗れてV逸したりするなどここ数年で、数々の煮え湯を飲まされてきた。だが、それも昨年まで。今季の浦和は、ひと味もふた味も違う。

 選手補強に、その意図は明確に表れている。派手さはない。だが、確実な補強で選手層が厚くなった。J1屈指のFW陣ができあがった。

 昨季は「KLM」の3人、FW興梠慎三、FW李忠成、FW武藤雄樹が2桁得点トリオとなった。浦和で3人同時に2桁得点を記録したのは初めてのこと。充実した“3トップ”に、FWズラタン、FW高木俊幸の2人が脇を固めた。盤石の5人が、今季もチームに残留した。

 そこへ、J1新潟からFWラファエルシルバが加入。さっそく、練習試合で得点能力の高さを発揮している。J2千葉からはFWオナイウ阿道を獲得。FW登録は7人。この7人で、前線の3つのポジションを争うことになる。

 KLMもレギュラーが確約されているわけではなく、FW武藤は「競争はいい。自分は今季のゴール目標を15点」と、早くも対抗心メラメラ。エースFW興梠も「負けるつもりはない」と鼻息を荒くする。

 中盤の補強も、大成功だった。まずは、MF矢島慎也。J2岡山での武者修行から浦和に復帰した。昨年のリオデジャネイロ五輪でも手倉森誠監督から絶賛されたドリブラーは「シャドーでもボランチでも、自分にできることをやる」と大暴れを約束。クラブ幹部も「矢島にはレギュラーとして、埼玉スタジアムに立ってほしい」と期待を寄せた。

 ほかにも、J2千葉からMF長沢和輝、J2湘南からMF菊池大介といった実力派を獲得。両サイドアタッカーとボランチで、レベルの高いレギュラー争いが勃発する。

 浦和の過去3年のチーム成績を確認しておく。 ☆2014年 34試合18勝8分8敗、勝ち点62、2位

 ☆2015年 2ステージ合計で34試合、21勝9分4敗、勝ち点72、年間3位

 ☆2016年 2ステージ合計で34試合、23勝5分6敗、勝ち点74、年間2位

 昨季の勝ち点74は、現行制度となった2005年以降では史上最多の勝ち点だが、今季は、それを上回る勝ち点を望めそうな勢いだ。

 加入選手が、どこまで浦和のサッカーになじむことができるか。昨年までの主力がほぼ残留しており、新戦力と融合できれば最強チームができあがることは間違いないだろう。(宇賀神隆)

サンケイスポーツ 2/7(火) 13:00配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170207-00000519-sanspo-socc

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