1:YG防衛軍 ★@\(^o^)/:2017/01/05(木) 17:42:44.30 ID:CAP_USER9.net
「もう1度Jリーグでプレーしたい気持ちもあるのですが、なかなかいい感触がないというのが正直なところ。ISL(インドスーパーリーグ)で8試合に出たといっても、プレー時間は250分ほどですから。(ビザの発給が遅れ)プレシーズンに参加することもできなかったし、リーグはあっという間に終わってしまいました。ピッチ外を含めればいい経験になったことは間違いないですが、ピッチ内に限ればどこまで収穫があったかはわからないですね」

2016年、ISLのノースイースト・ユナイテッドでプレーしたカレン・ロバートは、帰国直後に現在の心境をそう吐露した。

2014年にアレッサンドロ・デル・ピエロやダビド・トレゼゲら、多くの”元スター選手”を集め華々しくスタートしたISL。3年目の今季は10月1日に開幕し、12月18日のプレーオフ決勝でアトレティコ・コルカタが2度目の優勝を飾って幕を閉じた。

カレンは今季、同じノースイーストの遊佐克美(元広島)に次いで、日本人として2人目のISLプレーヤーとなったが、思うような出場機会を得られなかった。ホーム最終戦となった11月30日のデリー・ダイナモス戦では、元コートジボワール代表MFロマリッチへ見事なスルーパスを通し、初アシストを記録したが、8試合出場、無得点でシーズンを終えた。

チームも12月4日の最終戦でケーララ・ブラスターズに敗れ、全8チーム中上位4チームが進めるプレーオフ進出を逃し、最終順位は5位に沈んだ。

「グワハティでのホーム最終戦は観客が約5万3000人も入り、僕のこれまでのサッカー人生でも一番だったかもしれない。普段も2万5000人くらいは入っていますが、久しぶりにすごい雰囲気でした。ロマリッチはお腹こそ出ていましたが、ボールは取られないし、左足は柔らかく、本当にいい選手でした。

個人的には15年末に韓国のチーム(ソウル・イーランドFC)を退団してから、インドに行くまで時間がかかってしまったので、コンディション的な難しさもありました。それでも、ケーララとの最後戦は勝てばプレーオフに行けただけに悔しかったです。プロになってまだチームタイトルがなかっただけに、何とか勝ちたかったんですけどね」

カレンにとってインドは4度目の海外挑戦。貴重な経験をした一方で、実質3カ月弱の短期リーグで十分に力を発揮できなかったという思いも強かったようだ。

ISLといえば、各チームにW杯やユーロ、チャンピオンズリーグなどに出場経験のあるマーキープレーヤーのほかに、それぞれ8人以上の外国籍選手を保有することが義務づけられていることでも知られるが、彼らの活躍ぶりはどうだったのだろうか。

ちなみに、2016年のマーキープレーヤーは以下の通りである。

アトレティコ・コルカタ=エルデル・ポスティガ(34歳。元ポルトガル代表FW)
チェンナイ=ヨン・アルネ・リーセ(36歳。元ノルウェー代表DF)
デリー・ダイナモス=フローラン・マルダ(36歳。元フランス代表FW)
ゴア=ルシオ(38歳。元ブラジル代表DF)
ケーララ・ブラスターズ=アーロン・ヒューズ(37歳。元北アイルランド代表DF)
ムンバイ・シティ=ディエゴ・フォルラン(37歳。元ウルグアイ代表FW)
ノースイースト・ユナイテッド=ディディエ・ゾコラ(36歳。元コートジボワール代表MF)
プネ・シティ=モハメド・シソコ(31歳。元マリ代表MF)

「マーキー選手の活躍は人によりますね。ウチのゾコラさんはきっと全盛期はすごかったんだと思いますが、最後はぎっくり腰になってしまい限界だったのかもしれません。時おり垣間見せるヘディングはすごかったですが、ショートパスしかしないのはどうなんだろって(笑)。当初、プネには元アイスランド代表FWエイドゥル・グジョンセンがいたのですが、ケガで1試合もプレーせずに帰ってしまった。ゴアのルシオも途中で帰っちゃいましたね。

フォルランも得点への執着心は相変わらずで何点かは獲っていましたが、コンディションが万全かと言われたらそうじゃなかったように思います。リーセも見せ場はロングスローくらいで、よかったのはマルダとポスティガくらい。その2人は、全盛期とはいかないまでもフィットしていたと思います。

ノースイーストはチームとしてまとまり本気で勝ちにいっていましたが、チームや選手によっては、本気感がなかったのかもしれません。運営は派手でお金をかけていたこともあって、年金リーグなどと言われることもありますが、そう言われてしまっても仕方のない部分はあったと思います」
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