1: Egg ★@2016/12/31(土) 09:56:29.41 ID:CAP_USER9
「“野洲らしさ”は貫くことができた」

 野洲高校の長瀬監督は、振り絞るようにそう口にした。その言葉通り、野洲は”セクシー・フットボール”と評される魅力的なサッカーをピッチで体現するも、ワンチャンスに泣き、初日で涙を呑むこととなった。

 野洲(滋賀)は30日、第95回全国高校サッカー選手権大会の開幕戦で関東一(東京B)と対戦し、0-1で惜敗。名門の強豪校が初出場の関東一に敗れる波乱の幕開けとなった。

「開幕戦という特別な環境のなかで、いかに普段通りに入るかを意識した。立ち上がりから自分たちのペースで相手を崩すことも何度もできていた。しかし、最後のところで相手のプライドが上回った」

 野洲は試合開始から、ヒールやループを駆使したパスで関東一の守備網もテンポよく打開し、幾度となく決定機を演出。しかし、最後の場面で精度に欠く展開が続いた。

 すると後半21分、前屈みになった野洲の裏を突き関東一が速攻カウンターでボックス内に侵入。関東一FW重田快が仕掛けたところを守備陣が足を掛けてしまいPK判定。これを関東一MF冨山大輔が冷静に流し込み、劣勢のなかでワンチャンスをものにした。

「あの失点のシーンは、一瞬の気の緩みが招いたもの。自分たちがボールを持つ時間が長ければ長いほど、守備にはどうしても甘さが出てしまう。攻勢だったからこそ、ほんの一瞬、集中が切れてしまった」

 長瀬監督は、攻め続けていたからこそ、攻守の切り替えに後手を踏んだと振り返った。

 野洲は昨年も前評判が高かったものの、聖和学園に1-7とまさかの大敗を喫して初戦敗退。悔しさを胸に迎えた今年の選手権だったが、同じ場所で終焉を迎えた。

 しかし、決して足踏みをしていたわけではない。主将のDF川瀬相が「守備の速さをチームで徹底して鍛えてきた」と語るように、ボールを奪わられた後の素早いプレッシングは昨年とは見違えるものがあった。 

 もっとも野洲の最大の武器は、”セクシー・フットボール”と謳われるリズミカルなポゼッションサッカー。弛まぬ努力により守備で確かな改善の跡が見られた一方、攻撃に重点を置くが故に、攻守のバランスの傾きを90分間保つのは至難の業だった。

 野洲が2年連続の初戦敗退を強いられたのは避けようもない事実。しかし、今日の野洲は少なくとも昨年の野洲よりも一歩先を進んだ敗者であったことも、また事実である。

Football ZONE web 12/30(金) 22:10配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161230-00010017-soccermzw-socc

【サッカー】<全国高校サッカー選手権>初出場の関東第一が初戦突破!強豪・野洲は猛攻実らず©2ch.net
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