【浦和】シフトする強化方針。「育てて勝つチーム作り」に本腰を入れる

これまでの目立った動きは、新潟のラファエル・シルバの一本釣りに成功したのみ。

即戦力クラスの選手を次々と獲得し“冬の移籍マーケットの主役”を担ってきた浦和が、今年はその座を譲っている。今後サプライズ発表がある可能性は残すものの、クラブの強化方針には明らかに変化が見られる。来季に向けて、レンタル(期限付き移籍)中だった矢島慎也(岡山)や長澤和輝(千葉)らの復帰が決定。「育てて勝つチーム作り」に本腰を入れて着手しようとしている。

近年この時期に“大物獲り”の話題を提供してきた浦和だが、今季これまでの目立った動きは、新潟のFWラファエル・シルバの一本釣りに成功したのみ。確かにインパクトのある補強だ。とはいえ来日3年目にして初めてふた桁ゴールを決めた24歳のブラジル人アタッカーは、もちろん即戦力ではあるものの、さらなる成長を見込んでの獲得と言える。

他には期限付き移籍中だった、矢島と長澤、さらに鳥取に育成型期限付き移籍をしていた福島春樹の復帰も発表されている(11月に右膝前十字靱帯断裂および半月板損傷で、全治8か月の重傷を負う)。まだ天皇杯を勝ち残っている湘南の岡本拓也のレンタルバックも濃厚だ(同じく11月に反復性左肩関節脱臼で全治4か月と診断)。

浦和の山道守彦強化本部長は2016年の新加入選手記者会見の席上、クラブの強化と育成のバランスの難しさについて、次のように語っていた。
(以下略)

・・・記事全文はこちら
[SOCCER DIGEST Web]
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=21371