1: 2016/12/16(金) 07:45:12.57 ID:CAP_USER9
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FIFA主催の公式大会の決勝でスペインの名門レアル・マドリードと真剣勝負できるチャンスが、Jリーグ鹿島に転がり込んできそうな雲行きだ。

14日のクラブW杯準決勝で鹿島が南米王者ナシオナル(コロンビア)を撃破し、アジア勢として初めて決勝に進出。15日の準決勝で北中米カリブ海王者アメリカ(メキシコ)を“打ち負かすハズ”のレアルと戦う公算が強まったのである。

 もちろん真っ向勝負を挑んでも勝てるワケがない。そうかといってホンの数%とはいえ、ジャイアントキリング(大番狂わせ)の可能性もゼロとは言えない。

サッカージャーナリストの六川亨氏が「ナシオナル戦で起きた『鹿島に有利に働いた場面』が、いくつか再現できれば鹿島に勝機が生まれる」とこう続ける。

「前半33分に鹿島がPKを得ましたが、競り合いでの混戦でDF西が倒された際、FIFAの主催大会で初めて導入されたVARs(ビデオアシスタントレフェリー)が採用され、鹿島がPKを獲得して先制点をゲットした。

個人的にはPKとは思えない接触プレーでしたが、レアル戦でも鹿島がタナボタPKを得ることになれば、鹿島ペースの展開になるでしょう」

もちろん彼我の実力差を考えると1点リードでは心もとない。次は「とにかくラッキーが重なること」(六川氏)だ。

「ナシオナル戦でGK曽ケ端が神がかりセーブを連発。相手シュートがクロスバー、ポストを直撃して失点を免れるシーンがあった。このラッキーが、レアル戦でも続くことが鹿島勝利の絶対条件です」(前出の六川氏)

 さらにもうひとつ、鹿島の敷いた守備ブロックが、レアル戦でもきっちり機能することである。

「鹿島は、今大会で試合をこなすごとに海外クラブとの戦い方に馴染んでいった。ナシオナル戦でも機能していたが、相手ボールになるとセンターラインの前から相手ボール保持者に複数でプレッシャーをかけ、自由にプレーさせないことで攻守のバランスを崩すことに成功した。

レアル相手に自陣に引きこもって守り倒しても、無失点でいることは至難のワザですからね。積極的に《前から守備》をやっていきたい」

 ラッキーにラッキーが幾重も重なれば……ひょっとするかもしれない。

日刊ゲンダイ 2016.12.16
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/195846/1 
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