ベンゼマ逮捕の真相。世界最高のストライカーは“黒”なのか?
現地時間4日、各国のメディアが驚くべきニュースを世界中に伝えた。「レアル・マドリーのFWカリム・ベンゼマが逮捕された」というものだ。
マテュー・バルブエナがセックステープを巡って恐喝される事件が発生し、ベンゼマもこれに関与した疑いがかけられている。
果たして、なぜベンゼマは逮捕されたのだろうか。そして、世界最高のストライカーは、“黒”なのだろうか?
ベンゼマはなぜ逮捕されたのか?
『カリム・ベンゼマ逮捕!』
この報道に驚いた人も多かったことだろう。現役フットボーラーの逮捕というだけでショッキングだが、
その罪状がまだありがちともいえるスピード違反や小競り合いで誰かを殴った、というような類いではなく“恐喝”、
しかもフランス代表のチームメイトであるマテュー・バルブエナを、彼のプライベート映像をネタにゆすった、というのだからなおさら仰天だ。
しかし、実際にベンゼマは11月4日、パリ郊外のベルサイユ市の警察に身柄を拘束された。
白いパーカーのフードをすっぽりかぶって警察の建物に入っていくベンゼマの後ろ姿は、世界屈指のストライカーとは思えないほど貧弱だった。
彼の弁護士であるシルヴァン・コルミエ氏は、堂々とした様子でメディアの取材に応じ、
「彼はまったくこの件とは無関係。それを証明するためならと召還にも積極的に応じ、聴取では、聞かれたことにはすべて答えて身の潔白を晴らす、と言っている」と話した。
この時点では、おそらくコルミエ弁護士の言うとおりになるのだろう、と思われた。
ところがその日に行なわれた警察での事情聴取では潔白を証明することができず、
ベンゼマは収監されたまま警察で一夜を過ごし、翌日に裁判所へ出頭して、そこで判決を仰ぐことになったのである。
警察での聴取で疑いが晴れなかった大きな理由は、ベンゼマがこのバルブエナ脅迫事件に関わっている、ということ自体は揺るがぬ事実だったからだ。
ベンゼマの証言。裁判所の判断では禁錮刑の可能性も
この件の首謀者は、ミュージシャンらしき男性3人グループだと言われている。
何らかの方法でバルブエナの古い携帯電話を手に入れた彼らは、メモリーの中にバルブエナと若い女性とのプライベート映像を見つけると、
15万ユーロ(約2000万円)を要求し、応じなければネット上に映像をばらまく、と脅したという。
これにベンゼマがどう絡んだか、という点だが、この3人組が、おそらくベンゼマを巻き込むことを目的に、ベンゼマの幼馴染に接触した。
その幼馴染もゆすられていたのかどうかは不明だが、ベンゼマは彼からバルブエナがセックステープをネタに脅されていることを知り、
10月の国際マッチデーでバルブエナと顔を合わせた際に、この件について本人と話したという。
裁判での焦点は、このときにベンゼマがバルブエナに話した内容だ。
「脅しなんかに屈するな、とアドバイスした」、「厄介な大事になるなら金を払って清算しろ、と言った」…等々いくつかの情報が交錯する中、
どうやら本筋は、「金を支払うよう勧めた」方向であったらしいことが濃厚になってきた。
そこで裁判所側が厳しく追及しているのは、それが純粋にチームメイトをトラブルから解放するための勧めであったのか、
それとも幼馴染に懇願されてバルブエナから金を引き出そうとしたのか、ということだ。
もし後者であったと裁判所が判断すれば、ベンゼマには5年の禁固刑が課せられる可能性もあるという。
裁判所には、この幼馴染も呼ばれて尋問を受けた模様で、ベンゼマとの間で交わされた電話での会話の録音テープも証拠として提出されている。
その中でベンゼマが、「心配するな。ヤツ(バルブエナ)に選択肢はない。俺が説得する。ヤツは金を払う」と言ったと報じているメディアもある。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151106-00010011-footballc-socc
フットボールチャンネル 11月6日(金)11時11分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151106-00010011-footballc-socc.view-001
被害者となってしまったマテュー・バルブエナ
マテュー・バルブエナがセックステープを巡って恐喝される事件が発生し、ベンゼマもこれに関与した疑いがかけられている。
果たして、なぜベンゼマは逮捕されたのだろうか。そして、世界最高のストライカーは、“黒”なのだろうか?
ベンゼマはなぜ逮捕されたのか?
『カリム・ベンゼマ逮捕!』
この報道に驚いた人も多かったことだろう。現役フットボーラーの逮捕というだけでショッキングだが、
その罪状がまだありがちともいえるスピード違反や小競り合いで誰かを殴った、というような類いではなく“恐喝”、
しかもフランス代表のチームメイトであるマテュー・バルブエナを、彼のプライベート映像をネタにゆすった、というのだからなおさら仰天だ。
しかし、実際にベンゼマは11月4日、パリ郊外のベルサイユ市の警察に身柄を拘束された。
白いパーカーのフードをすっぽりかぶって警察の建物に入っていくベンゼマの後ろ姿は、世界屈指のストライカーとは思えないほど貧弱だった。
彼の弁護士であるシルヴァン・コルミエ氏は、堂々とした様子でメディアの取材に応じ、
「彼はまったくこの件とは無関係。それを証明するためならと召還にも積極的に応じ、聴取では、聞かれたことにはすべて答えて身の潔白を晴らす、と言っている」と話した。
この時点では、おそらくコルミエ弁護士の言うとおりになるのだろう、と思われた。
ところがその日に行なわれた警察での事情聴取では潔白を証明することができず、
ベンゼマは収監されたまま警察で一夜を過ごし、翌日に裁判所へ出頭して、そこで判決を仰ぐことになったのである。
警察での聴取で疑いが晴れなかった大きな理由は、ベンゼマがこのバルブエナ脅迫事件に関わっている、ということ自体は揺るがぬ事実だったからだ。
ベンゼマの証言。裁判所の判断では禁錮刑の可能性も
この件の首謀者は、ミュージシャンらしき男性3人グループだと言われている。
何らかの方法でバルブエナの古い携帯電話を手に入れた彼らは、メモリーの中にバルブエナと若い女性とのプライベート映像を見つけると、
15万ユーロ(約2000万円)を要求し、応じなければネット上に映像をばらまく、と脅したという。
これにベンゼマがどう絡んだか、という点だが、この3人組が、おそらくベンゼマを巻き込むことを目的に、ベンゼマの幼馴染に接触した。
その幼馴染もゆすられていたのかどうかは不明だが、ベンゼマは彼からバルブエナがセックステープをネタに脅されていることを知り、
10月の国際マッチデーでバルブエナと顔を合わせた際に、この件について本人と話したという。
裁判での焦点は、このときにベンゼマがバルブエナに話した内容だ。
「脅しなんかに屈するな、とアドバイスした」、「厄介な大事になるなら金を払って清算しろ、と言った」…等々いくつかの情報が交錯する中、
どうやら本筋は、「金を支払うよう勧めた」方向であったらしいことが濃厚になってきた。
そこで裁判所側が厳しく追及しているのは、それが純粋にチームメイトをトラブルから解放するための勧めであったのか、
それとも幼馴染に懇願されてバルブエナから金を引き出そうとしたのか、ということだ。
もし後者であったと裁判所が判断すれば、ベンゼマには5年の禁固刑が課せられる可能性もあるという。
裁判所には、この幼馴染も呼ばれて尋問を受けた模様で、ベンゼマとの間で交わされた電話での会話の録音テープも証拠として提出されている。
その中でベンゼマが、「心配するな。ヤツ(バルブエナ)に選択肢はない。俺が説得する。ヤツは金を払う」と言ったと報じているメディアもある。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151106-00010011-footballc-socc
フットボールチャンネル 11月6日(金)11時11分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151106-00010011-footballc-socc.view-001
被害者となってしまったマテュー・バルブエナ
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