1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/11/05(木) 22:36:28.77 ID:???*.net

MFhav

 
 今季のオランダリーグ、ADOデン・ハーグには”老獪な三銃士”と呼ばれる3トップがいる。
33歳のルベン・スハーケン、32歳のエドワルド・ドゥプラン、そして28歳のハーフナー・マイクだ。
チームの主軸を担っているのが彼ら3人だが、第2節のトゥウェンテ戦以来、ずっと勝ち星から遠ざかっていた。
そうして迎えた第11節、優勝候補の一角――フェイエノールトをホームに迎えることになった。

症状が悪化したイラン戦。ハリルジャパンはパスサッカーを捨てた

 立ち上がりからデン・ハーグは、ハーフナーめがけてクロスを入れ続けた。開始2分の胸トラップからの
ボレーシュートはニアに外れ、31分の味方の折り返しからのボレーシュートも数センチずれてゴールを割れず、
さらに後半開始早々の長いリーチを生かしたボレーシュートもバーを直撃……。結局、
この日のハーフナーはフェイエノールトのゴールをこじ開けることはできなかった。ただ、両チームを
通じてもっとも脅威を感じさせるプレーを披露し、1-0の勝利に大きく貢献したのは事実である。

 アディショナルタイムに入る目前の90分、ハーフナーは自分が交代すると勘違いしてベンチに歩き出すと、
スタンドを埋めたデン・ハーグ・サポーターは総立ちとなってスタンディングオベーションを贈った。
このときに見せたハーフナーの満面の笑みは、充実感に満ち溢れていた。

 フェイエノールトに勝ったことであふれ出たアドレナリンは、試合が終わって30分以上過ぎても
ハーフナーの身体から引かなかった。取材陣の前に現れた彼は、拳を握ってガッツポーズしながら、
「良かったです」と言って笑った。

 今季10試合に出場して得点ランキング5位タイの7得点と、快調にゴールを重ねているハーフナーだが、
試合後に笑顔でコメントすることは少ない。「良いゴールだったね」と話を振っても、顔をしかめながら、
「いや、勝たなきゃ意味ないです」という答えが返って来るのが常だった。

 フィテッセ時代、器用さを買われて左ウイングやMFにコンバートさせられ、不満を漏らしていたハーフナーは、
「チームが勝つためならどこのポジションでもやりたい」とまで言う優等生になっていた。
しかし今、デン・ハーグのヘンク・フレーザー監督がハーフナーをセンターフォワード以外のポジションで
使うことはない。こと攻撃に関して言えば、 デン・ハーグは194センチのエースに徹底してボールを集める、
『戦術・ハーフナー』を採用している。

「みんなが信頼してくれてボールを蹴ってくれます。楔(くさび)を当てるときもそう。みんな、
最初に自分のところを探してくれるんで、信頼されている感じがあります。スタッフからも信頼されていますし、
それを本当に肌で感じています。だから、チームのために結果を残せるように頑張りたい」

 この男の魅力はこうした謙虚な言葉と、ふてぶてしい言葉のギャップにある。フェイエノールト相手に
奮闘したことを振り返り、ハーフナーは次のようなことを言い放った。

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