スタメン復帰! インテルが突然、長友佑都を必要とした理由 (webスポルティーバ) - Yahoo!ニュース


帰ってきた長友佑都!!インテルが突然必要とした理由と去就は!?

長友佑都が帰ってきた! というより、もう出て行かないと言ったほうが正しいか。今、長友はインテルのピッチで居場所を取り戻しつつある。 どうなる長友佑都の去就。インテル契約延長の可能性も急浮上  ロベルト・マンチーニ監督はこれまでもずっと長友を人間として、プロとしてリスペクトしてきた。しかし今シーズンになってからは、彼は長友ではない選手を選んできた。右SBにはサントン、左SBにはフアン・ヘススかテレス。だが先週、1週間で3試合をこなしたインテルで、長友はポジションを取り戻した。  

しかもこれは決して偶然でも、やむなくの起用でもない。今のインテルのDFに怪我人や出場停止の選手はおらず、マンチーニは全ての選手を自由に使える状態だった。その中から彼が長友を選んだのは、長友がパレルモやローマのウィングと対峙するにあたって、きちんとした仕事をしてくれると判断したからだ。彼の豊富な運動量とスピードがこれらの試合には必要だったのだ。

控えだったこの何ヵ月かの間も、いつ出番が回ってきても応えられるよう、長友がモチベーションを落とさず懸命に練習を続けてきたおかげだろう。今、長友はマンチーニにとって必要な選手となり、セリエAの上位を占めるインテルの本当の一員となっている。
 
こうなってくると長友の未来がどうなるかが気になってくる。彼のインテルとの契約は2016年6月で切れるが、いまだ更新はされていない。もしインテルが彼を留めるつもりであれば、早急に話し合いを開始しなければいけないだろう。もしかしたらこの1~2週間のうちに全てが決まる可能性も高い。次の週末の試合が終われば、リーグは代表戦のため休みとなる。ピッチ内外での様々な状況を落ち着いて考慮する時間もできるはずだ。
 
いくつかのイングランドのチームがこの1月に長友を欲しがっているのは確かである。だがおそらく長友自身はこのままミラノに残り、インテルがスクデットを勝ちとるのに手を貸すことを望むのではないかと思われる。こんなチャンスは滅多にないことだ。

今シーズンはインテルにとってスクデットを勝ち取る最大のチャンスだ。特に直接のライバルであるローマを破ったことで、今後も上位に留まる可能性が高くなった。これまで4連覇を果たしてきたユベントスは、すでにアンタッチャブルな存在ではなくなっている。ナポリはまだ完璧にチームとして仕上がっていないし、ミランもスタートダッシュでつまづいた。今、インテルの上にいるのはフィオレンティーナだけだが、彼らにも限界は見える。
 
つまり、今シーズンのセリエAはこれまでのユベントス一極体制とは違い、どこのチームにも優勝の可能性があるということだ。きっと最後の最後までスクデットの行方はわからないだろう。その中でもインテルは欧州カップ戦がないだけ、よりリーグ戦に集中できる。久々にスクデットを手に入れるには、またとないチャンスなのだ。
 
だからこそ長友はインテルに残りたいだろうし、そのために最大の努力をしている。そしてそのプロ精神と真摯に仕事に向かう姿勢こそが、今度は優勝を狙うマンチーニとインテルにとって大事なものになりつつあるのだ。

マッテオ・ブレーガ●文 text by Matteo Brega
利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

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引用元 : スタメン復帰! インテルが突然、長友佑都を必要とした理由 (webスポルティーバ) - Yahoo!ニュース

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