1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/10/30(金) 17:05:22.04 ID:???*.net
 日本代表のオマーン&イラン遠征を取材してきた。気温40度に迫る酷暑のオマーンは、記者が日中に趣味のランニングを敢行したところ、両手の指に経験したことのないしびれが生じたほど過酷な環境だった。厳しい状況下でW杯アジア2次予選のシリア戦に3―0で勝利したことは、内容問わず評価できる。だが、現在の日本代表の力を確かめる格好の舞台となったイラン戦は1―1に終わった。

 FIFAランクでアジア最上位の相手に、敵地で引き分けなら文句は言えない。だが、結果以上に深刻だったのは内容だ。シリア戦から5人の先発を変更したとはいえ、本田や香川ら主力はそのままだった。それなのに、攻撃の形をまるでつくれない。ハリルホジッチ監督が就任以来こだわってきた「縦に速い攻撃」は後半に何度か見られる場面はあったものの、全体を通して、どうやって攻めたいのか意思は伝わって来なかった。イランに圧倒された前半は、ある意味で衝撃だった。

 「ハリルホジッチで大丈夫なのか」

 今回の遠征を通じて生じた疑問だ。今後が不安になったのは試合展開だけではない。メンバー発表時にDF塩谷司(広島)について「チャンスを与えるメリットはある。良い機会を与えたい」と出場を示唆しながら、最後まで起用することはなかった。かつて岡田体制やザッケローニ体制で同じような憂き目にあった選手の落胆ぶりを知っているだけに、マネジメントとしてはどうだったのだろうか。その後のケアはあったのだろうか。

 話題になった体脂肪も含め、就任時から選手に厳しく接してきたハリルホジッチ監督。細かい指導はチーム力を高める要素がある半面、大きなリスクも伴っている。結果が出なければ選手は当然のように監督に対して疑問を抱くだろうし、要求が厳しければ反発はなおさらだ。

 今後は再びW杯アジア2次予選で格下との戦いが続くだけに、本当の実力が試されることはない。だが、イランなどと同組になる可能性がある最終予選は、今の日本代表なら相当にタフな戦いを強いられるはずだ。サポートと同時に指揮官の手腕をしっかりと見定めていかなければ、W杯にたどり着けない可能性もあると思っている。(西海 康平)

⇒ハリルで大丈夫か…見定め間違えば、W杯出場逃す可能性も(スポニチ)

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