1: 2016/08/26(金) 09:44:12.99 ID:CAP_USER9
日本サッカー協会は25日、ロシアW杯アジア最終予選の初戦UAE戦(9月1日・埼玉)と、続くタイ戦(同6日・バンコク)の代表24人を発表した。

 バヒド・ハリルホジッチ監督(64)は、リオ五輪で銀メダルを獲得した陸上男子400メートルリレーを例えに「日本人は組織になれば何でもできる」とW杯出場に意欲。五輪代表からはFW浅野拓磨(21)=アーセナル=、MF大島僚太(23)=川崎=の2人が招集され、バックアップに35歳のMF中村憲剛(川崎)が入った。

 最終予選を勝ち抜くヒントは“スポーツの祭典”にあった。五輪はサッカー競技にしか興味がないと語っていたハリル監督が突然、意外な話題を切り出した。

 「日本は4×100メートルのリレーで米国を破った。一人一人は米国の選手が速いが、全員で戦ったら日本が強かった。日本人は組織になれば何でもできる」。個々のタイムは劣るが、バトンパス技術など総合力でつかんだ銀メダル。テレビの前で、日本人が目指すべき方向性を再確認した。

 重要な初戦だ。FIFAランク49位の日本に対してUAEは74位だが、アギーレ体制の昨年1月、アジア杯準々決勝でPK戦の末に敗れた因縁の相手。欧州クラブも注目する背番号10のO・アブドゥルラフマン(アル・アイン)を筆頭にレベルも高い。「(陸上は)米国に勝つという自信で臨んだ。そういう強い気持ちをA代表に植えつけたい」。UAEは日本戦に向け約2か月、国外で合宿を実施。準備期間は日本の方が短いが、組織力と気持ちで負けるわけにはいかない。

 日本がW杯初出場した98年フランス大会の予選以降、最終予選初戦は全て勝っている。重要なUAE戦、タイ戦のメンバーは勝利優先の現実路線となった。五輪代表からの招集は2人のみ。昨年12月にドイツ1部ハノーバー96(今季は2部)に加入しながら、約6か月でのC大阪復帰を酷評していたMF山口を招集。ロシアW杯を見据え若手の起用にこだわってきたが「最終予選は結果」とJ1年間首位を走る川崎のベテランMF中村憲をバックアップに入れた。

 すさまじい熱量を発したハリル監督の独演会は、約80分にも及んだ。「日本の方が強いから何とかなるだろうといううわさを耳にするが、状況は厳しい」。6大会連続W杯へ、最終予選は約1年にわたる長丁場。フランス大会からつないできたバトンを、ロシアへと届ける指揮官の戦いが幕を開ける。(斎藤 成俊)

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160825-00000263-sph-socc
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