1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2016/06/16(木) 17:40:01.95 ID:CAP_USER9
「ボールの置きどころ。それでわかりますね」

 いま観るべきうまい選手は誰なのか?

 EURO2016をとことん楽しむヒントを探ろうと、ドリブルが一番うまいヤツは誰? 
トラップが一番うまいヤツは? シュートが一番うまいヤツは? あるいはパスをもらってみたいヤツは?
……そんな質問リストを携えてNumber904号(「EURO 2016 FRANCE 日本代表が語る優勝国予想。」)の取材のため、
ガンバ大阪の練習場を訪ねた。

 多くのサッカーファンはもちろん、多くのJリーガーが口を揃える“うまいヤツ”宇佐美貴史の視点を拝借するためだ。
「ボールの置きどころ」が一番参考になる理由。

 そこで冒頭のコメント。“そもそも、こいつはうまいなという雰囲気は、いったいどこを観て感じ取っているのか?”、
そんな抽象的な質問に、宇佐美は「ボールの置きどころ」と単刀直入に即答した後に続けた。

「例えば、バイエルンの練習でよく対戦したラーム(元ドイツ代表)。もう置きどころが絶妙すぎて、
無理して突っ込むと逆にいる、また無理してついていこうと思うともう逆にいる。
ユニフォームを引っ張ることすらできないほどなんです。
あの身長とあのスピード、あのフィジカルなのに1対1も強い。結局それは頭がいいから。
その意味で、ボールの置きどころは一番参考になるので、ラームにはサイドハーフとかもやって欲しいぐらいです。
いったいどうやって仕掛けるのか、めっちゃ観たい」

 残念ながら、ドイツ代表を引退したラームを今回のEUROで観ることはできない。
だが、普段から欧州サッカーを頻繁にチェックする宇佐美の口からは、
質問を重ねるたびにEURO出場選手の名がよどみなく出てきた。
2011年から2シーズン在籍したブンデスリーガに加えて、最もよく観ているというプレミアリーグや
リーガ・エスパニョーラ、セリエAからも。

予定を越えてヒートアップするトーク。

 まず、一番注目している選手として名が挙がったのはフランス代表のマルシャルだった。
彼のドリブルの仕掛け方、なかでもボールの持ち方について、宇佐美は極めて詳細に言葉で表現していく。
マルシャルのドリブルは、フィジカルの強さや速さを生かすのみととらえられがちだが、
日本を代表するテクニシャンの目を通すと、その高度なテクニックの秘密が見えてくる。

 続いてトラップ、シュート、パスと“EUROで一番うまいヤツ”を項目ごとに詳しく答えてもらうと、
インタビューの終了時刻が近づいてきた。ところが、最後にこのEUROで台頭してほしいサッカーのスタイルについて聞くと、
予定を越えてヒートアップ。サッカーファンなら誰もがニヤリとしてしまいそうな、彼らしいメッセージをもらうことができた。
さっきまでのトップ選手らしい技術論とは打って変わって、まさにサッカー小僧の熱い想いだ。

「チャンピオンズリーグで、バイエルンもバルサもやられてしまったじゃないですか。
いや俺は、アトレティコも好きですし、見ていて感動するレベルにすごいと思いますよ。
でも、スタイル的に認めることはできないんですよね。だからEUROでは、堅守速攻とは相反するスタイル、
技術で相手を圧倒するスタイルで波乱を起こすチームに出てきて欲しい。
そんな期待を持って、もちろんEUROは観ます。絶対観ますよ」

http://number.bunshun.jp/articles/-/825885?page=2

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