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1: 伝説の田中c ★ 2020/07/13(月) 21:12:17.56
新型コロナウイルスの感染拡大からサッカーJリーグが再開する直前、サッカー界にとってショッキングなニュースが流れていた。放送 18 年目を迎えていたテレビ朝日系「やべっち F.C.~日本サッカー応援宣言~」が8月いっぱいでピリオドを打つ、というのだ。

日本サッカーを支えてきたサッカー番組にいったい何が起きたのか、その舞台裏を探った。

「おじいちゃんになるまで盛り上げたいと思います……ハート」

打ち切り報道後、最初のオンエアとなった5日、MCの矢部浩之は番組の締めくくりに笑顔でコメントした。現在までのところ、テレビ朝日側からの「番組終了」の正式発表はない。しかし、舞台裏を取材し、事実が次々に明らかになるにつれて、矢部のコメントはむなしく響く。

Jリーグが再開したこのタイミングで「やべっち F.C.」の放送終了が表面化すること自体、「一体なぜ?」という疑問が湧く。しかしこの話は突然決まったものではなかったようだ。

TV 局スタッフはこう証言する。

「一番の理由は、矢部さんの番組に対するモチベーションが薄くなってきたことです。家族との時間を重視するようになった昨今、深夜の生放送番組は敬遠しがちになりました。『やべっち FC』 の MCとして ワールドカップ本大会も何度も取材パスで現地に行ってますし、本人的にはもう満足なんじゃないですかね」

ある⺠放関係者はこう付け加える。

「番組の予算は、放送時間などを考えると1回 300 万円台と思います。このランクの制作費ならば、スポンサーさんが番組を続けたいという意向が大前提ですが、我々の段階で何ともでなる金額です。しかし当のMCさんに熱意がないとなると、話は違ってきます」

小学4年からサッカーを始めた矢部は「(C大阪の前身)ヤンマーサッカー部の選手になる」という夢を本気で追い求めていた。大阪・茨木⻄高サッカー部でも1年からレギュラー、大阪地区選抜のセレクションメンバーにも名を連ねたサッカー少年の矢部にとって、テレビ朝日から来た「サッカー番組の MC を務めてほしい」というオファーは願ってもないものだったはずだ。

番組は 日韓W杯が開催された2002 年4月に始まった。以降、薄氷の戦いが毎回続く W 杯アジア最終予選にも必ず現場に足を運び、春の J クラブキャンプの時に選手スタッフが自らカメラを回して取材をする「デジっち」など、ユニークな企画を連発。特に「デジっち」は 2013 年に J リーグ公認企画にもなった。Jリーグ関係者が明かす。

「深夜生放送の番組でしたが、J1全試合のビデオを流してくれました。サッカーをする子供たちが、毎週しっかりこの番組を録画をして楽しんでいると聞いていました。日本サッカー界に大きく貢献していただいたのは言うまでもありません」

テレビ朝日どころか、日本サッカー界を背負って立つ看板番組にもなった。この番組をきっかけに矢部本人の知名度もアップ。2013 年には元 TBS ⻘木裕子アナウンサーと結婚など、絵に描いたような幸せを手に入れた矢部だが、それがゆえに、本人は人生の大きな分岐点を迎えたわけだ。スポーツ紙デスクが明かす。

「独身時代はお笑いタレントを集めた『矢部会』を編成して、メンバーには南海キャンディーズの山里亮太や渡部建らがいたんですが、結婚後は夜遊びの噂はピタリと止まりました。2人の子供にも恵まれ、結婚翌年の2014 年に誕生した⻑男・稜(りょう)くんは生後7か月で『やべっち F.C.』にも出演させるほど、子煩悩なパパなんです。家族と過ごす時間を大切にしたい矢部さんにとって、この番組を続けることが重荷になっていたのかもしれません」

今後同番組が形を変えて続く場合にゲスト出演する可能性は残されているが、矢部の「熱量」は今後、2人の子供の“お受験”にも向けられるのかもしれない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dd67e3a86308628697d1c8b72d1d2fdd7547effd

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