72: 2020/07/06(月) 14:30:28.91 ID:Tu8ezsTnd

冨安健洋はなぜインテルに苦戦したのか? 突きつけられた課題と指揮官が明かした途中交代の真相

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●冨安が下げられた理由

 同じ3バックを採用するウディネーゼやエラス・ヴェローナとの試合で、冨安がウイングバックへのマッチアップに苦労することはこれまでもあった。本人そのものにはスピードがあり、身体能力で振り切られることは少ない。だが3トップのウイングなどと違い、WBは低い位置から加速をしてくる。最初の時点でプレスがかけられていないと、冨安がカバーに行く頃には相手をスピードに乗せてしまう。

 ヤングへの対応はまさにその図式。28分には慌ててカバーに付いたところでまた抜きを許し、そのままシュートまで持っていかれてしまう。GKのセーブがなければそれこそ試合はそこで終わっていたのかもしれない。

 さすがにミハイロビッチ監督は、ハーフタイムに修正を入れる。前線からのプレスを噛み合うようにしたボローニャは、前半ほど苦しまなくなった。冨安のいる右サイドも同様だった。味方とプレスの位置などを確認、ヤングに対しても高めの位置からチェックを掛けるように変わり、前半ほど突破を許すようなことはなくなっていた。

 しかしその冨安は65分に指揮官が行った最初の選手交代の際に、リッカルド・オルソリーニやニコラ・サンソーネと共に下げられている。戦術上の問題そのものはクリアになっていたようにも見えたのだが、ミハイロビッチには別の考えがあった。「オルソリーニと冨安は、少なくとも30分程度は休ませないといけなかった」。

 冨安は再開後の3試合でフル出場を果たしていた。豊富な運動量が要求されるサイドバックとして、しかも中3日、あるいは4日のペースで行われる過密日程の中でだ。他に右サイドバックのできるイブラヒマ・エムバイエは故障中で、フル稼働だった冨安には当然疲労が蓄積しているはずだった。インテル戦では63分に、何でもない逆サイドへのパスをミスしている。それを疲労の証として目処を立てたのか、程なくして冨安はマッティア・バーニと交代させられた。


●ボローニャが高みを目指すために

 ということで、チームのストロングポイントである右サイドの人員をいっぺんに変えることとなったボローニャ。しかしミハイロビッチ監督は、そこから勝負に行っていた。18歳のFWムサ・ジュワラを右サイドに回したところ、これが大当たりしたのだ。

 プリマベーラで11ゴール5アシストと大活躍中だった、卓越したスピードを武器とするガンビア人。「ムチャクチャな動きをするから相手にはわかりにくくなるに違いない」と読んで、右サイドにぶつけたのだという。その結果同点のミドルシュートをねじ込み、突破からファウルを誘ってアレッサンドロ・バストーニを退場に追い込み、ついには逆転ゴールの起点にもなった。

 交代は疲労が要因だった。冨安が下げられた後で逆転勝利が生まれた形になったとは言え、彼自身の立場が揺らぐことはないだろう。ただ先発した彼も含め、チームとしてさらなる高みを目指さなければならない課題を突きつけられた。

 ミハイロビッチは試合後の記者会見でこう語ったのだという。「数日前にアタランタのビデオを選手たちに見せた。お前らは彼らのように勝ちに行っているのかと」。前節でナポリを破り、CL出場権の4位はおろかそれ以上を目指す位置に付けたプロビンチャの雄を引き合いに、順位上昇とEL出場権への挑戦を求めたのである。レベルアップの期待に応えることができるか。

(文:神尾光臣)
http://news.yahoo.co.jp/articles/0f778f9e0319e1cf56f25debf099ec70ca533106


毎度おなじみ



74: 2020/07/06(月) 15:00:26.78 ID:7M7pCwXy0
>>72
>「ムチャクチャな動きをするから相手にはわかりにくくなるに違いない」
この作戦を実際に実行して奏功するところ初めて見たわ

75: 2020/07/06(月) 15:43:50.11 ID:IRhVihv2d
>>72
相変わらずコメントに懲罰交代とか言ってる的外れの馬鹿がいるな
こういう奴はいつまでも戦術やコンディションとかなんも理解できないんだろうな

ミハイロビッチが「休ませる必要があった」と言ってるんだからそれが全て

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