1: 2016/03/21(月) 22:28:45.66 ID:CAP_USER*.net
オーストリア・ブンデスリーガ第28節。ザルツブルクはホームでマッタースブルクと戦い、2-1で接戦を制し首位をキープした。南野拓実は68分に途中交代でピッチに入っている。

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ザルツブルクで2年目のシーズンを戦う南野はいま、新たな問題に直面している。
結果を出しながらもベンチで試合開始のホイッスルを迎える日々が続いているのだ。
 南野はここまでリーグ戦26試合に出場し、9ゴールを記録。出場数はチームで3番目に多く、ゴール数でもリーグ得点ランク5位に入っている。これらの数字だけを見れば、南野が好調を維持しているように思える。
しかし、先発出場に限れば17試合にまで落ち込む。最近5試合では2ゴールをマークしているのにもかかわらず、先発出場はわずか1試合にとどまっているのだ。

 今季の南野は、開幕直後こそ出場機会が巡ってこなかったものの、結果を残してポジションを確保すると10月中旬まではハイペースでゴールを重ねてフル代表にも選出された。
しかし、その後11試合にわたってノーゴールが続くことになった。南野はこの時期をこう振り返る。

チームとしてその11試合というのはバタバタした時期で、あまり攻撃の形が無かったし、
最後は個の力と少ないチャンスをモノにして勝っていたと思います。その難しい中で自分がやるべきこともいろいろ考えてやっていたので、ゴールに向かうプレーというのが少なくなっていたというのは自分でも感じていました。チームが求めることもやりつつ、どうやって自分がゴール前に顔を出すかということができてなかったというか、そこにどう自分が向かっていいのか迷っていたというか……


 通訳の不在も大きかったようだ。ある程度のコミュニケーションがドイツ語で取れるようになった南野は、今季から練習では通訳なしでやってきたが、より正確な意思伝達が必要とされる試合の際には通訳がベンチ入りしていた。 だが、ノーゴールが続いていた期間は通訳が試合の際も付かず、「監督の意図を分かっているようで分かっていなかった」という。

 ザルツブルクは首位争いを演じていたにもかかわらず、年末には監督交代を行なった。
それだけチームがうまくいっていなことを上層部も感じていたのだろう。それにともない戦いにも変化が見られた

 現在のチームには、その若さゆえ、勝っている状況でも無理に攻めに出て自ら試合を難しくしてしまう部分がある。 ペーター・ツァイドラー前監督はチームのスタイルであるプレッシングサッカーを展開していたが、バルセロナ出身のオスカル・ガルシア新監督はそのスタイルを引き継ぎながらも、
試合をコントロールするためにポゼッションの要素を少しずつ取り入れようとしている。
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