1: 豆次郎 ★ 2019/04/14(日) 12:44:30.91
4/14(日) 12:37配信
<トルコリーグ:ベシクタシュ2-1バシャクシェヒル>◇13日(日本時間14日)◇第28節◇イスタンブール

トルコ1部ベシクタシュMF香川真司(29)が、首位バシャクシェヒル撃破に貢献した。勝ち点11差で追う難敵をホームに招き、ベンチスタートから後半15分に途中出場。4分後にMFリャイッチからの折り返しを左足ループで狙ったが、わずかにクロスバーを越えた。その後はボールを失わずにタメをつくり、パスを散らしてリズムを生成。1点リードの状態で入ってから、守備でも献身的に走って状態の良さをアピールした。

大一番を制したチームは首位との勝ち点差を8に縮め、残り6試合での大逆転に望みをつないだ。これで4連勝。今冬の香川加入後は7勝2分け(出場試合は7勝1分け)となった。

試合後、取材に応じた香川はまずロッカールームの雰囲気を聞かれ「もちろんいいですよ」と笑顔。左足で狙ったループシュートについて「そうですね。いい準備ができていたんで、残念でしたけど」と悔しがりながらも「次の試合、しっかり決めていこうと思います」と切り替えた。

移籍して2カ月半。存在感が出てきている、との問いには「チームで彼らに説得力を持たせるには、やはり結果を出さないといけないので。そのために、しっかりと結果を残してアピールしていくしかない」。一方で先発ではなかったことについて「代表前に(左鼠径=そけい=部)のけがをして、正直、コンディションが上がっていなかった。監督がそういうところを非常にネガティブに、マイナス要素として見ているのかなぁと感じたので。僕自身がコンディションを上げていくだけだし、そのために日々、ハードなトレーニングを積んでいるので。これから、もっと上げていきたい。そして、もっと試合の出場時間を増やせるように継続してやっていくだけかなぁと思います」と受け止めていた。

契約は今季終了までの期限付き。ドイツ、イングランドのクラブなど来季の去就が取りざたされている。そこには「まあ、そういうことは封印しているというか」とかわし「ラスト2カ月、どれだけ全力を出し続けるか。それができたら、自分の来季というものが必ず良いところに進むと思っているんで。ただ、やりきらない限り、それもついてこないと思う。そういう意味で、この夏のことは特に考えてないし、いかに2カ月のラストシーズンを前向きにやり続けるか。やり続けたら未来は必ず良い方向にいくと思います」と前向きに話した。

そのためにも、司令塔のセルビア代表リャイッチとの連係向上が鍵になる。意思疎通が合わない場面がまだまだあり「考えとしては悪くなかったんですけど。カウンターの精度がもっと高ければ、簡単に3点目を取れてたと思う。そこの精度がこのチームの課題。そこの判断力。なかなか、最後のところの精度と判断力が良くなかったんで、自分たちが苦しい状況にさせてしまったところもある」と振り返った。

ほかの選手についても「いかに、その選手の特徴をみながら良さを出し切れるか。自分自身も、その選手を見ながら、どうやってよさを出すか。選手によって変えていかなければならない。特徴が違うんで。その中で僕自身、ネガティブな感情を持たないようにしている」と話した。

シーズン途中に入った難しさもあり、解決には時間が必要。普段の練習とリーグ戦の出場時間を増やすしか道はない。「スタメンで出たい、とは誰もが思うこと。そこに対してトライはし続けます。やり続けるだけ。必ずチャンスはあると思うので、逃さずやるだけかな」。先月の日本代表復帰について話を振られても「代表というより、今はベシクタシュに移籍して、いろいろ考えさせられることがある。この半年、どうやって結果を残すか。その結果を残すために何が大事なのか。日々、問いただしながら。うまくいかないこともありますけど、いいチャレンジが、経験ができているなぁと非常に感じています」とトルコに集中している姿勢を強調していた。

すべてを踏まえ「現時点でベシクタシュに来たことは、ポジティブか」。そう質問されると「もちろん。それは自分がそうしなきゃいけないし。たとえ結果が出なくても、僕は経験と決断に対して全く後ろ向きな考えはない。それを自分の力で、次につながるものにしていくだけかなあと思います」と言い切れていた。(オルムシュ由香通信員)
2019-04-14_14h50_22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190414-04140301-nksports-socc

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